ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 34年前、FTRが"250cc枠"で世に出ていなければ、日本のダートトラックは今日とは少し違う姿に育ったかも?
1986年にホンダから日本国内向けに発売された、トリコロールカラーが眩しいFTR250。我が国に新たなレースカテゴリーを紹介し根付かせようという意欲的なコンセプトの1台であったにもかかわらず、わずか数年で生産を終了した不運なモデルですが、今もスポーツの現場では数多くの個体がそれぞれ入念に手入れされ、現役で走り続け愛される "名馬扱い" です。本日はこのFTR250という日本独自のマシンの存在そのものの "功と罪" 、その特に後者を軸にお話を進めてみたいと思います。