ロレンス編集部
限定解除の思ひで・・・
1996年から教習所で自動二輪大型免許が取得できるようになり、この制度を利用して大型免許を所得した方は多いでしょう。1975〜1995年までの約20年間は、大型免許は各都道府県の試験場でしか取得することができず、中型免許(現在の普通免許)や小型免許の保持者が大型免許取得にトライすることを、当時は「限定解除」と呼んでいました。今は大型と普通と免許自体が分けられているので、限定解除とはならなくなったわけです。
東大入試より難しい??
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なお免許のナイ状態からイキナリ大型免許に挑戦する「一発免許」もありましたが、行政指導?により何らかの2輪免許をもっていない者には大型免許を受験させなかっ...
ロレンス編集部
1911年TT・・・マン島TT今昔物語 #5
昔のバイクには、ギアボックスもクラッチもなかった!?
1907年に始まったマン島TTですが、当初から今日使われているマウンテンコースが使用されていたわけではありません。20世紀初頭のモーターサイクルはギアボックス(変速機)もなければクラッチもナシ。後輪の駆動は革ベルトが当たり前でした。下の白黒写真は第1回TTの単気筒クラスに優勝したマチレスに乗るチャーリー・コリアーです。
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黎明期のTTマシン
そしてこちらの白黒写真は、同じく第1回TTの2気筒クラス勝者のレム・ファウラーのノートン(仏プジョーエンジン)です。今のモーターサイクルを見慣れた人には、自転車にエンジンを載せただけの乗り物...
ロレンス編集部
【速すぎ注意!第4弾】メキシコの砂漠を全開で駆け抜ける「Baja1000」
ロレンス大人気コーナー【速すぎ注意】シリーズ第4弾! 今回はロードレースではなくオフロードレースです。
世界で最も過酷と言われるオフロードレース
メキシコにあるバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に行われている「SCORE Baja 1000」は日本のコアなオフロードバイクファンの間では有名なデザートレースです。ロスアンゼルスの南から伸びているバハ・カリフォルニア半島の端から端まで、およそ1000マイル(1609km)を誰が一番速く走れるかを競うという、バイクレースの原点を地でいくようなレースで、大半が砂漠であるこのコースを一昼夜ぶっ通しで走り続けるという、世界最長のノンストップレースの...
ロレンス編集部
ロシアから空気をこめて? バルーンタイヤの2輪駆動車
先日、クリスティーニというアメリカの2輪駆動車=AWDの話題を紹介しましたが、東の大国ロシアでも最近面白い2輪駆動車が作られていて話題になっております。こちらの「2х2 Тарусь 」=TARUS(タラス)は、その軽量設計が一番の特徴でしょう。「2х2 Тарусь 2」は2ストローク単気筒(5.5馬力)で乾燥重量は47〜50kg、4ストローク210cc単気筒(7馬力)の「2х2 Тарусь 2m」でも72〜74kgと、体格の良い成人男性なら両腕で抱えあげることが可能です。
脅威の走破力と実用性・・・これ欲しい!
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また低圧(0.13kg/cm)・220mm幅という幅広バルーン...
ロレンス編集部
1939年TT・・・マン島TT今昔物語 #4
2014年のマン島TTは、マイケル・ダンロップがドイツのBMW久々のセニアクラス勝利・・・しかもスーパーストック、スーパーバイク、そしてセニアの合計3勝をBMWにプレゼントしたことが大いに話題となりました(車両はBMW S1000RR)。ではその前のセニアクラスのBMWの勝利はいつだったのかというと、なんと3/4世紀前・・・第二次世界大戦前の1939年のことでした。
プロパガンダとしてのモータースポーツ参戦
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1939年9月のナチスドイツによるポーランド侵攻で、欧州は第二次世界大戦の泥沼にはまり込むことになるわけですが、その直前に開催されたマン島TTはそんな時代背景もあって非常に政...
ロレンス編集部
基本情報
恐竜とは?
そもそも恐竜とは何なのか、どんな生き物なのか。
生田晴香的に恐竜を説明しますと、恐竜とは‥
この世で誕生してきた生物の中で、どの角度から見ても一番美しいと思われる生き物。セクシーさと萌えを究極に極めた美の頂点。
美しさは世界を救います。
ということは世界の救世主!!
‥えっ?!
はい、思いっきり個人的すぎる説明だと自分でも理解しているのでやり直します。
**恐竜とは
**
今から約2億3000万年前(三畳紀の中頃)、それまでの爬虫類のグループから地球上に新しく出現。
約6600万年前(白亜紀後期)、
つまり中生代(古い時代から三畳紀、ジュラ紀、白亜紀)、地上で大いに栄えた生き...
ロレンス編集部
オートバイのエントリーモデルとしての250cc。
日本国内のオートバイ販売市場は、全体としてはいまだに縮小傾向が続いているが、それでも明るい兆しが見え始めている。
リターンライダーの増加、その影響で、新たに免許を進んで取得しようとする子女の増加傾向など、オートバイ乗りとしては嬉しいニュースが続く。その中でも最も注目するべきは、中型バイク、それも250ccクラスの人気が高まってきているということだろう。
メリットがたくさんある250ccクラス
ご存じの通り、日本の免許制度下において、一番一般的な取得免許は普通自動二輪免許(僕たちには中型二輪免許と言ったほうが通りやすい)となり、それは400ccを上限とする制限付きの免許だ。
だから、せっか...
ロレンス編集部
伝説のV型8気筒グランプリバイク・・・MOTO GUZZI V8
連載記事、1957年TT・・・マン島今昔物語 #3でもチラリと記述しましたが、非常に面白いモーターサイクルなので改めて記事にすることにしました。みなさんは世界ロードレースGPに出場した車両のなかで、最もシリンダーの数が多かったモデルは何かご存知でしょうか? それはモトグッチの水冷4ストロークV8・500cc=オットー・チリンドリ(8C=8気筒)です。
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モトグッチの最終兵器
イタリアのモトグッチファクトリーのなかで、このV型8気筒のプロジェクトは「44」と命名されていました。4気筒+4気筒を意味するこのプロジェクトは、1955〜1958年の間進められましたが、通常スタッフたちは8C...
ロレンス編集部
オートバイはスポーツだ。勉強と練習を忘れないようにしよう。
ロックミュージシャンの吉川晃司さんが、バイクの練習中に転倒して骨折したらしい。
駐車場かどこかを借りて走っていたとのことなので、さほどのスピードでもなく、あるいは立ちゴケしたのかもしれない。
楽しさと引き換えのリスクを軽減するために
ロレンスでは、バイクの楽しさや、バイクを軸としたライフスタイルを推奨していくことから、ポジティブなニュースやコンテンツ作りにフォーカスしている。だから事故や意味のない暴走行為などをここで伝えるようなことは、ほぼないのだけど、大人が安全を期した環境で乗っていても、時として事故、そして怪我するようなことを完全に防ぐことはできない。だから結局、どこかヤバい乗り物だ...
ロレンス編集部
1980年の魅力的な国産モンスターバイク
1980年代の日本はまさに空前のバイクブームで、国内4メーカーから競うようにして様々なモデルが発売され日本製バイクの黄金期といってもいいのではないでしょうか。その中でも各社が力を入れた当時のフラッグシップモデルを振り返ってみましょう。
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Honda CB900F
ホンダのフラッグシップは「CB900F」です。これは1969年にホンダが世界をアッと言わせた空冷4気筒の「CB750 Four」の後継機種として開発されたマシンです。当時、CB750 Fourの後を追うようにして発売されDOHC 4バルブエンジンを搭載した、新しい世代の北米向けKawasaki Z1(1000cc)と国内向...