ロレンス編集部
知ってるようで知らない!【サスペンションの基本】 ~フロントフォーク編~ フロントフォークの種類:テレスコピック式
淡佐:まず、現代のオートバイに使われているもっとも一般的なのが「テレスコピック式フロントフォーク」で、望遠鏡のように重なり合った筒が伸び縮みする構造を持ち、内部に収納したスプリングとショックアブソーバで衝撃を吸収する方式です。
青木:フロントフォークが動くところを見てみると、太い筒と細い筒に分かれていて、細い筒が太い筒の中に入り込んでいくのが分かります。フォークの中にはスプリングとダンパー機構が入っていて、これらが一体となって衝撃を吸収するのですね。
淡佐:はい、そうです。細い筒=インナーチューブを上部、太い筒=アウターチューブを下部とする構造のサスペンションを「正立フロントフォーク」と...
ロレンス編集部
絶版車・オブ・ザ・イヤー2005年 総合1位 1979-1990 OVER750㏄クラス 総合1位: KAWASAKI GPZ900R[FZ]Final Edition
リッターバイクを凌駕する新世代の水冷Z誕生 (オートバイ©モーターマガジン社)
Z1の登場から10年を経た1982年の終わり頃、モーターサイクル用としては世界初の4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンのプロトタイプが出来上がる。その排気量は908㏄だった。カワサキがGPZ1100をフラッグシップとしていた事でも解るようにリッタークラスの機種が大勢を占めていたが、908㏄のマシンでそれらに立ち向かうべく努力を重ねていた。この「ニュー・ジェネレーション・スーパースポーツ」のためには、エアロダイナミクスの観点からもフェアリングの形状などを決定する事が非常に重要だったのである。風洞実験が...