ロレンス編集部
絶版車・オブ・ザ・イヤー2005年 総合1位 1979-1990 OVER750㏄クラス 総合1位: KAWASAKI GPZ900R[FZ]Final Edition
リッターバイクを凌駕する新世代の水冷Z誕生 (オートバイ©モーターマガジン社)
Z1の登場から10年を経た1982年の終わり頃、モーターサイクル用としては世界初の4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンのプロトタイプが出来上がる。その排気量は908㏄だった。カワサキがGPZ1100をフラッグシップとしていた事でも解るようにリッタークラスの機種が大勢を占めていたが、908㏄のマシンでそれらに立ち向かうべく努力を重ねていた。この「ニュー・ジェネレーション・スーパースポーツ」のためには、エアロダイナミクスの観点からもフェアリングの形状などを決定する事が非常に重要だったのである。風洞実験が...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!Kawasaki編。 vol.4【2008-2009】
2008 KAWASAKI ZX-RR:3年計画のラストイヤーでブレーキングを強化!
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
06年モデルから3年計画で初優勝を狙っていたカワサキ。その最終年と定めた08年、新たにホプキンスを迎え入れ、彼の得意とするブレーキング面での強化を図ったシーズンだった。エンジン/車体とも07年モデルの正常進化版で、シーズン前にはより高出力の等間隔爆発エンジンもテストしたが、実戦投入はなし。しかし、ホプキンスの転倒と負傷で予定通りに進まず、ホプキンスのランキングは16位と低迷。シーズンオフに重大な決定がなされるのだ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!Kawasaki編。 vol.3【2006-2007】
2006 KAWASAKI ZX-RR :990ccラストイヤーにあえて全面新設計エンジンを投入
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
初のフルモデルチェンジを受けたのが、この06年モデル。ボア×ストロークをショートストローク寄りに変更し、シーズンを通じて、爆発間隔をさらに変更した仕様も2種類投入。車体面でも、このモデルからカワサキ本社製となり、低重心化とマスの集中を狙って新作。06年は、中野が2度も予選2位を獲得するが、安定した成績までもう一歩、というシーズンだった。
翌年の2007年からMotoGPクラスのレギュレーションが改定さ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!Kawasaki編。 vol.2 【2004-2005】
2004 KAWASAKI ZX-RR :車両デザインを一新中野が初表彰台を獲得!
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
ホフマンに加え、新たに中野真矢が加入した04年は、車体を大きく変更して一気に洗練されたZX-RRがデビュー。03年までの準備期間で得たデータをもとに、フューエルインジェクションが採用され、車体も一新。タイヤもブリヂストンを履くことに。カワサキデビューの中野真矢が、いきなり日本GPで3位表彰台を獲得し、ランキング10位を獲得した。
開幕戦では予選6位、決勝は12位と、トップ争いをするにはまだまだですが、少しずつ存在感...