ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!Kawasaki編。 vol.4【2008-2009】
2008 KAWASAKI ZX-RR:3年計画のラストイヤーでブレーキングを強化!
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
06年モデルから3年計画で初優勝を狙っていたカワサキ。その最終年と定めた08年、新たにホプキンスを迎え入れ、彼の得意とするブレーキング面での強化を図ったシーズンだった。エンジン/車体とも07年モデルの正常進化版で、シーズン前にはより高出力の等間隔爆発エンジンもテストしたが、実戦投入はなし。しかし、ホプキンスの転倒と負傷で予定通りに進まず、ホプキンスのランキングは16位と低迷。シーズンオフに重大な決定がなされるのだ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!Kawasaki編。 vol.3【2006-2007】
2006 KAWASAKI ZX-RR :990ccラストイヤーにあえて全面新設計エンジンを投入
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
初のフルモデルチェンジを受けたのが、この06年モデル。ボア×ストロークをショートストローク寄りに変更し、シーズンを通じて、爆発間隔をさらに変更した仕様も2種類投入。車体面でも、このモデルからカワサキ本社製となり、低重心化とマスの集中を狙って新作。06年は、中野が2度も予選2位を獲得するが、安定した成績までもう一歩、というシーズンだった。
翌年の2007年からMotoGPクラスのレギュレーションが改定さ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!Kawasaki編。 vol.2 【2004-2005】
2004 KAWASAKI ZX-RR :車両デザインを一新中野が初表彰台を獲得!
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
ホフマンに加え、新たに中野真矢が加入した04年は、車体を大きく変更して一気に洗練されたZX-RRがデビュー。03年までの準備期間で得たデータをもとに、フューエルインジェクションが採用され、車体も一新。タイヤもブリヂストンを履くことに。カワサキデビューの中野真矢が、いきなり日本GPで3位表彰台を獲得し、ランキング10位を獲得した。
開幕戦では予選6位、決勝は12位と、トップ争いをするにはまだまだですが、少しずつ存在感...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!Kawasaki編。 vol.1【2002-2003】
2002 KAWASAKI ZX-RR:4スト時代に満を持してGP復帰
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
ワールドグランプリマシンが4ストローク化された目的のひとつは、新規メーカーの参入を促すことにあった。
具体的には、ドゥカティ、BMW、そしてカワサキ。そしてカワサキもその期待に応え、2003年からのフル参戦を公言。カワサキが世界GPに参戦するのは、2ストロークKRレーサーを走らせていた80年代初頭以来、実に20年ぶりのことだった。
準備期間の02年には、全日本選手権スーパーバイククラスに新設された「プロトタイプクラス」に、GP...