ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] あれから早10年〜想ひ出の400m = 常設1/4マイルトラックの"致命的弱点"をもういっぺん曝け出してみる〜。
東日本大震災から10年の時を刻んだ今年3月。思い返せば、日本で長年ダートトラックに親しむ人々にとって、あの春は "もうひとつの大きな転換点" でした。この年に至るまでの10数年間、我が国ダートトラックレースシーンの、おそらくは中心地であった、栃木県・ツインリンクもてぎ内、まさに "TWINのRING" として常設された、400m + 200mのふたつの美しいオーバルトラックが、2011シーズン終了をもって閉鎖・廃止となることが、決定事項としてライダーたちに伝えられたのです。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 写真や動画じゃ響いてこない?不世出の超一流選手が残した "伝説の一戦" の数字は我々になにかを語るのか?
"圧倒的に不利な条件をはねのけ、完膚なきまでに相手を打ち負かし勝利をモノにする" ・・・スポーツに限らず誰しもきっと一度は夢想する、劇的なシーン。こんなイメージを地で行って、20年近く経った今も語り継がれる "伝説の一戦" での活躍を、アメリカン・プロダートトラック史に残した選手がいます。2002年夏のイリノイ州ピオリア。全米選手権伝統の地での54回目のTT戦決勝、最後列最後尾18番手からスタートした21歳のニコラス・パトリック・ヘイデンは、25周の間に17人全員を抜き去るという、観衆のド肝を抜くパフォーマンスでトップチェッカーを受けて優勝したのです。