ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] モテる者が持たざる者をカモとするには、このマーケットは狭小過ぎるのかもと知っておくべし聖なる夜に。
毎週金曜更新の当コラム、今回は節目の第200話となりました。ここ2シーズンというもの、件のCOVID-19禍のおかげでこれまでに例を見ない変則的な活動 (というか長めのひと休み?) を強いられてきた我らがレースシリーズですが、いい加減そろそろ来期あたりからは姿勢を整え、慎重にリスタートが切れるかな?という心境にもなってきました。本日はようやく見えてきた再始動を前に、これだけは気に留めておきたいこの先のダートトラックシーンのこと、ビタースイート系の筆致?で皆様へのクリスマスプレゼントとして贈ります。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] こちとら自腹じゃ!?街乗り15年以上お休み中のダートトラッカーが、ほぼ最新型スーパーカブを買ってみた。
つい先日、最後に街乗りして以来15年ぶりに、ナンバー付きの2輪車を買いました。(レース用) ナンバープレートのついてるマシンはその間おそらく20台ちかく乗り換え&増車してますが、(公道用の) ライセンスプレート付きはチョー久々。手に入れたのは1958年の初代スーパーカブに良く似せた、タイホンダ製のC125というモデル。今回は筆者が、ほぼ現行最新型のこちらのマシンを自腹にて新車購入!から純ダートトラッカー的視点で忖度なしのインプレッションをお届けしようと思います。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 60年代からの金言!"男のなかの漢" がレース始めたての貴方に贈る、一流ライダーへの道の必須条件とは?
今年4月に87歳でこの世を去った名選手ディック・マンは、生涯24勝を上げて2度の全米ダートトラック選手権チャンピオンに輝くとともに、モトクロス・トライアル・ロードレースでも活躍、マシン製作や斬新なトリックパーツの開発にも長けた "希代のマルチタレント・ライダー" でした。本日は1968年に出版されたアメリカのある雑誌で彼が "一般の・アマチュアレーサー・しかも初心者レベルの競技始めたてホヤホヤくん" 向けに書き記した、優れたダートトラックライダーを目指すために心がけるべき事柄のいくつか、をご紹介しましょう。明日につながるヒントがきっとある?はずです。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 夫婦 (めおと) が1チームでファクトリーマシンをそれぞれにライド、って有史以来初のことかもしれませんね。
当代一の女性ダートトラックレーサーとしてこの数年、ハスクバーナ→レッドブルKTMとファクトリーチーム待遇で450cc単気筒クラス = AFTシングルスを戦ったシェイナ・テクスター・バウマンは、なんと来る2022シーズン、夫であるブライアー・バウマンのチームメイトとして "インディアン・レッキングクルー" に加入!FTR750を駆って最高峰カテゴリー・AFTスーパーツインズクラスに出走するという、喜ばしくも驚きのニュースがつい先日発表されました。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 既存レーストラックに屋根をかける夢を見るより、屋根付きスペースを探したほうが手っ取り早いってこと?
日々刻々、朝に夕にと吐く息も白さを増す時節、皆様いかがお過ごしでしょうか?春から秋までの今年のレースシーズンも一段落したダートトラックの本場アメリカでは、凍った湖やホッケー場でのスパイクタイヤ・ライディングの季節がじきに始まりますが、それは湖が多く、水面が凍るほど寒く、あるいはアイスホッケーの盛んな一部の恵まれた地域に限った話。そこまで好条件が整わない各地では、戸外より寒さも幾分マシな、屋根付き半屋内のインドア・ショートトラックが盛んになります。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 遡ること半世紀!数多の若者たちをレースの世界へ導いた、ミニバイク・フレームキットが存在しました。
クロスカントリー・ロードレース・デザートレース・ヒルクライム・フラットトラック・TTレース・・・1960年代アメリカのローカルシーンには、手持ちの1台のマシンで挑戦できる様々なレースカテゴリーが存在しましたが、とある小さなファクトリーから市販モーターサイクルより軽量 = より戦闘力の高い "ミニバイク向けフレームキット" なるものが発売されるや、瞬く間に大ヒット。レーシングマシンの中枢はエンジンで、車体骨格はそれぞれの創意工夫の範疇、という今日にまで至るダートトラックコンペティションの基本原則は、この頃すでに形づくられていたのでした。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 土埃の中の空気吸い込み口といえば?"コットンガーゼのキノコ型" が永遠の定番品ってことになってます。
本来レーシングマシンの (総合的な) 戦闘力を高めることを狙って取り組むモディファイのひとつに "吸排気チューニング" がありますが、見目麗しい排気管 = マフラーに比べ、燃料とともにエンジンへと送り込まれる目に見えない空気の流れのデザインは、ダートトラックカテゴリーにおいては "よくあるキノコ型のフィルターさえ付けとけば見た目も良いしひとまずOK?" くらいのイメージでしょうか。本日はそんな、いつもちょっと蔑ろにされがちなカスタム・エアフィルターのお話です。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 4半世紀以上前から欧州スペインの地には "魅せる" ダートトラックレーシングのDNAが刻まれていたようです。
10年ほど前からだったか、ヨーロッパ各地では所謂アメリカンスタイルのダートトラックレーシングに注目する動きが様々に立ち上がっています。現役GPチャンピオンも参加する異種格闘技風味?のイベントレース、超有名ロードレースライダーが自身のトレーニングのために郊外に拵えた広大なプライベートトラック、あるいはストリートシーンで (かつてのニッポンよろしく) ダートトラックスタイルのカスタムマシンがもてはやされ、ついに昨年にはFIM主催の世界選手権がスタートするなど・・・これらムーブメントの源流には、どうやら今から25年以上前にあの "キング" ケニー・ロバーツが仕掛けて撒いた、数々の種があるような...