ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 全米プロ選手権最高峰クラス・来期の出走表に彼の名を探しても多分載ってないことが、未だ想像できません。
ブライアン・ミッチェル・スミスは生まれも育ちもミシガン州の38歳。プロダートトラックライダーとして今年でキャリア21年目の彼は、2015年にXゲームズ・ゴールドメダリスト、2016年には悲願のGNC ( = グランドナショナルチャンピオンシップは翌年から現在のAFT = アメリカンフラットトラックへと名称変更) シリーズチャンピオンを獲得するなど、数多の輝かしい足跡を刻んできましたが、今期最終戦を迎えることなく、前節カリフォルニア州サクラメントマイル・Wヘッダーをもって現役生活に終止符を打つことを発表しました。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] チューニング幅を狭め、回転数上限を規制し、それでも他は歯が立たない・・次なるAFTの手枷足枷は何?
COVID-19禍のなか、あらゆる面で変則的なシーズン開催を余儀なくされて早2年目となる全米最高峰プロダートトラック選手権・AFT = アメリカンフラットトラック。先行プロトタイプが2016年最終戦で初めて実戦投入された、栄光の常勝マシン・インディアンFTR750にとっては、フルシーズンを戦って5年目でもあるわけですが、今期終盤を迎えつつある先週末のレースウィークから、 同車種を使用するチームには非公開のルール改訂により "さらなる出力規制" の網がかけられたようです。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] それぞれの "アガリのあと" に新たなかたちで再び集えるあたり、ゴールデン・ルーキーズならではなのかも?
生涯に渡ってスポーツを愛し親しむ、いわゆる "愛好家" とは違い、常にベストパフォーマンスを追求し続けるプロフェッショナル・アスリートには、いつの日か勝負の舞台を去ることを自ら決断しなければならない場面もあるわけですが、競技生活が終幕を迎えたあとも、また別の関わり方や活動を見つけ、コミュニティーに好ましい影響を与え続ける人たちがいます。アメリカン・ダートトラックレースシーンでは、才能に恵まれた1979年プロデビュー組の面々が、現役ライダーたちをサポートするグループを立ち上げ、レーストラック内外で様々なプロジェクトに精力的に取り組んでいます。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 大なり小なり入手困難なら、最初の1台には中量級マシンを掘り下げてみるのがベターな選択かもしれません。
パンがなければケーキを食べればいいじゃない、と言った (らしい) 世間知らずさんは民衆の怒りを買いましたが、ダートトラックの世界へ初めて足を踏み入れたエントリーユーザーにとって身近な存在だった軽量級マシンは現行車種がイマイチ?なため軒並みプレミア価格化・・・と思っていたらそればかりでなく、最近は単気筒フルサイズの中古車もなかなか手に入りにくい厳しい状況。だったら中量級カテゴリーに注目して、マシン選択の可能性を少しでも拡げてみるのはいかがでしょうか?
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] ネットで中古でレア物ゲット?まるで自転車みたいなダートトラック専用フロントホイールハブ、雰囲気良品!
ダートトラックレーシングの本場アメリカでも、競技の専用パーツやその補修部品を実店舗に並べて日々営業するショップなんてほぼ皆無です。なにか欲しければ大きなレース会場での出店か、メールオーダー (カタログ販売) 、現代ならSNSも絡めてレースコミュニティを頼って人づてに探してみるとか・・・?あちらのeBay、日本ならネットオークションとかフリマアプリなんかじゃそうそうヒットする機会も少ない、家内制手工業っぽさバリバリのレーシングアイテムたちですが、時にはなんでこんな珍しいものがこんな値段 (安) で?みたいなケースに遭遇することもあります。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] ひっそりと?こっそりと?全米プロ選手権のトップカテゴリーで、シーズン途中なのにXXXな車両規定変更!?
2021シーズン全17ラウンドを予定するうち、ここまで7戦を終えたAFT: アメリカンフラットトラックシリーズ。トップカテゴリーのミッション・スーパーツインズ・クラスはインディアンFTR750が6勝、ヤマハMT-07改が辛くもTT戦で1勝。元祖ライバル・ハーレーファクトリーチームの昨年限りでの活動停止の遠因?ともなったインディアンの勢いはまだまだ留まるところを知りませんが、シーズン真っ最中のこの夏、主催団体はやや唐突に、FTR750を狙い撃ちする3つの (だいぶ) 大きなルール改訂を発表しました。他メイカー車への追い風になることは間違いありませんが・・・?
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 生涯一度はハマりたくてさ!と大喜びで走ってた"アメリカっぽい看板屋の親父"が静かに舞台を降りました。
50歳をゆうに過ぎてから突如ダートトラック・フィーバーに取り付かれ、あれよあれよとのめり込んだオールド・ノービス (自称) 鈴木貞好という名前に馴染みがなくとも、彼の屋号 "Petty Painter's Paradise" あるいは "ペティのスーさん" という呼び名はどこかで耳にしたことがあるかもしれません。アメリカンハンドライティングを探求する我が国の第一人者のひとりで、サインペインター (本人いわく手書き看板屋) として数多く拘りの手仕事を残した彼は、先日61歳でこの世を去りました。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] インフレ猛加速!?20年落ちオンボロ中古のエントリー向けモデルが当時の定価+ってそれどんな希少価値?
我が国では古くから、新たにダートトラックに取り組もうとする人たちがまず気軽に楽しむのなら、100〜230、あるいは250ccくらいの国産・空冷・単気筒モデルのうち特定の数機種が最適!と広く伝承されてきましたが、メイカーが現行モデルとしてはほぼ注力していないこのクラス、実を言うとそれら使える中古車の流通価格が目ン玉飛び出るくらい高騰しています。20世紀に新車販売されたマシンがいま、定価じゃ買えないことすらあるそうで?これじゃあ間口狭まっちゃいますよねー。