ロレンス編集部
1911年TT・・・マン島TT今昔物語 #5
昔のバイクには、ギアボックスもクラッチもなかった!?
1907年に始まったマン島TTですが、当初から今日使われているマウンテンコースが使用されていたわけではありません。20世紀初頭のモーターサイクルはギアボックス(変速機)もなければクラッチもナシ。後輪の駆動は革ベルトが当たり前でした。下の白黒写真は第1回TTの単気筒クラスに優勝したマチレスに乗るチャーリー・コリアーです。
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黎明期のTTマシン
そしてこちらの白黒写真は、同じく第1回TTの2気筒クラス勝者のレム・ファウラーのノートン(仏プジョーエンジン)です。今のモーターサイクルを見慣れた人には、自転車にエンジンを載せただけの乗り物...
ロレンス編集部
1939年TT・・・マン島TT今昔物語 #4
2014年のマン島TTは、マイケル・ダンロップがドイツのBMW久々のセニアクラス勝利・・・しかもスーパーストック、スーパーバイク、そしてセニアの合計3勝をBMWにプレゼントしたことが大いに話題となりました(車両はBMW S1000RR)。ではその前のセニアクラスのBMWの勝利はいつだったのかというと、なんと3/4世紀前・・・第二次世界大戦前の1939年のことでした。
プロパガンダとしてのモータースポーツ参戦
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1939年9月のナチスドイツによるポーランド侵攻で、欧州は第二次世界大戦の泥沼にはまり込むことになるわけですが、その直前に開催されたマン島TTはそんな時代背景もあって非常に政...
ロレンス編集部
電動バイクレースで世界にチャレンジする「無限」が今年もマン島TTレースに参戦する
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日本を代表するレーシング・コンストラクター「無限」が2015年も初夏のイギリスで開催されるマン島TTレース「TT ZERO Challenge」クラスに参戦する。
世界でもユニークな電動バイクレース
TT ZERO Charengeクラスは世界でもユニークな電動バイクによるレースで、マン島TTレースにおいて環境問題に応えるため「ゼロエミッション・カテゴリー」が提案され2009年に試験的にスタートしたクラスだ。電動バイクでレースが成立するのか未知数であったこの年は、50分以内にコースを1周するなどかなり緩いレギュレーションで、出場者も大学生チームやITベンチャー経営者など多種多様だ...
ロレンス編集部
【速すぎ注意!】おウチでエア・マン島TTグランプリにピッタリのオンボード映像
2013年マン島TTレースでのマイケル・ダンロップのオンボード映像。17分57秒とちょっと長いですが、この時間はこのクラスがちょうどマン島TTのコースを1周するタイムです。前半はマイケルの一人旅ですが中盤から先行車に追いつき、このレースでの激しいバトルの様子がよくわかります。
マン島TTレースのTTとはツーリング・トロフィーの略で、バイクレースが今のように周回コースを競うようになるずっと以前に、ヨーロッパの都市から都市をクルマやバイクでいかに早く到達できるかを競ったことに由来します。このマン島のコースを全開で駆け抜ける映像はそのツーリング・トロフィーの様子をありありと見ることができます。...