ロレンス編集部
【疾走するミュージック】夏だレゲエだ!桑田圭祐「ヨシ子さん」で思い出す名曲
この夏、桑田圭祐さんがおよそ3年ぶりにリリースした、ニューシングル「ヨシ子さん」はファンの方たちの予想をいい意味で裏切る、意欲作として受け入れられたのではないかと思います。現代の風潮を皮肉る昭和のオッさんのごとくご本人が登場するMVは、なんともカオスな世界観を表現していてさすがだなぁと思わされました。
この曲をはじめて聞いた時に、あ、レゲエトラックだなと思ったのは私だけではないはず。このレゲエフレイバーがこの曲に、夏らしさや独特の怪しさを与えているのではないかと。そして、このリズムは聞いたことがあるなぁ〜と思い出したのが、1990年代に大流行したレゲエトラックでも代表的な「Bam Ba...
ロレンス編集部
【バイクに乗るということ】ツーリング先でちょっとしたオシャレを楽しもう
皆さんはどんな格好でバイクに乗っているだろうか。
プロテクターがしっかりと装備された、最新のハイテク・ライディングウエアは、安全性や快適性を考えると、最良の選択のひとつだろう。流行のカスタムスタイルなら、オシャレにも気を配ってストリートファッションを取り入れているかもしれない。いやいや、バイクに乗るなら革ジャンでしょう!というハードスタイルも主流のひとつだね。
ライディングファッションには様々な好みがあると思うが、ある程度の距離を走るツーリングに出かけるなら、それなりにしっかりとしたジャケットやパンツを装備した方がいいのは言うまでもない。この頃は、機能重視のゴツいウエアだけではなく、ファ...
ロレンス編集部
【疾走するミュージック】優れたDJでもあるタランティーノの映画音楽
クエンティン・タランティーノという、カルトでエッジのきいた映画を数々リリースしてきた、映画監督をご存知の方は多いと思う。日本映画が大好きなことでも有名で、代表作ともいえる「キル・ビル」では日本を舞台にして、ヤクザや栗山千明が演じる女子高生の殺し屋などを登場させている。タランティーノ監督は、日本の古いヤクザ映画など、様々なカルト映画へのオマージュを作中に盛り込んで、映画ファンの心をくすぐる玄人好みの監督でもある。
そんなタランティーノ監督の映画は、テーマ曲はもちろんBGM(劇中音楽)のチョイスが素晴らしく、全ての作品をサウンドトラックでも印象的なものにしている。1970年代のソフトロックや...
ロレンス編集部
【バイクに乗るということ】バイク乗りとメカニックのいい関係。
バイクは面倒な乗り物だ。
誤解を恐れずにいうと、クルマはほぼメンテナンスフリーの乗り物となったのではないかと思う。今どきのクルマはボンネットをあけても、エンジンをのぞくことはできないくらいだし、ハイブリッドから電気自動車に移行するとなると、自動車というより家電の領域になってくるのではと思わされる。自動車はそのうち洗濯機などと一緒に、電気量販店で購入するようになるのかもしれない。
バイクも電気化は試みられているが、まだしばらくガソリンエンジンが主流となるだろう。あるいは、自動車の動力がすべて電気モーターや水素エンジンとなっても、バイクだけはガソリンエンジンを搭載し続けるのかもしれない。これ...
ロレンス編集部
【バイクに乗るということ】バイクとコーヒーのいい関係。
バイクとコーヒーは昔から仲がいい。
風にさらされてバイクで走った先で飲む一杯のコーヒーは格別なのだ。いえいえ、私はお茶が好きですって方もいらっしゃるだろう。ただ、これは様にならない。やはりバイクにはコーヒーなのだ、と言い切りたい。
私の世代ではライダーのバイブルともいえる、バイク漫画でもコーヒーは重要な役割として登場していた。「750ライダー」ではピットインという喫茶店が舞台の中心だったし、「キリン」ではランブルというコーヒーショップに登場人物たちが集まっていた。そして極めつけは「ケンタウロスの伝説」で有名な600マイルブレンド。一杯のコーヒーを飲むためだけに、横浜から神戸の喫茶店まで日...
ロレンス編集部
ブリヂストンブースで「BS×LRNC」のトークショー開催@第43回東京モーターサイクルショー
第43回東京モーターサイクルショーでは、ロレンスで昨年よりはじまった、シリーズ企画「ブリヂストン×ロレンス」のトークショーが、ブリヂストンブースで開催された。
司会進行はモータージャーナリストの宮城光さん。ロレンスからは、運営会社リボルバーCEOの小川浩(写真右)、編集長の二上善則(写真中央)、編集ライターの先川知香(写真左)が出演。宮城光さんの軽快なトークとともに、ロレンス誕生のきっかけや、メディアとしての意気込みから、先川知香のタイヤ愛(あるいはフェチ w )へと、和やかなムードのトークイベントとなった。
昨年の2月に発足し、2度目の春を迎えたロレンス。東京モーターサイクルショーも2...
ロレンス編集部
バイクシーズン到来!これからのバイクライフはどこへ向かうのか@第43回 東京モーターサイクルショー
毎年、バイクシーズンの到来を告げるかのように開催される、東京モーターサイクルショー。
この恒例の展示会をみて、さぁ今年もバイクライフを楽しむぞ!って気持ちになる方も多いことだろう。国内外の主要バイクメーカーはもちろんのこと、気鋭のカスタムショップや、周辺アクセサリーやウエアメーカーなどが勢揃いして、バイクライフの“いま”を体験できるイベントだ。
昨年は、世界的なカスタムバイクのムーブメントが、日本でも注目された年になったと思う。ロレンスでも積極的にこの流れをフォローしてきた。BMWなど海外メーカーは、この潮流をいち早く取り入れていた印象があったが、今年は、日本メーカーもこれに応えるような...
ロレンス編集部
ワインディングでのスポーツライディングも楽しい[ムルティストラーダ1200 インプレッションその2]
バイクの理想的なカタチとはどのようなものだろう。
もちろん乗る人の用途や好みによって、様々な理想があるのだと思う。私はムルティストラーダのようなアドベンチャーモデルは、ある用途を追求して進化しているという意味で、理想型のひとつに入れてもいいと思っている。
アドベンチャーモデルはそもそも、1978年に始まったアフリカの広大なサハラ砂漠を縦断する、壮大な冒険レースである、パリダカールラリーに出場するために開発された、レーシングマシンをルーツにもつ。オフロードバイクのようなライディングポジションに、ライダーの身体を守るウインドプロテクション、大容量のガソリンタンクといった特徴は、過酷なサハラ砂...
ロレンス編集部
現代のアドベンチャーに地球がちょっと小さくなった気がした[ムルティストラーダ1200 インプレッションその1]
もう、今どきのアドベンチャーのスゴさにはタマげましたよ。
これまで私はロレンスで、アドベンチャーモデルをたびたび取り上げてきたが、中でもオンロード寄りに設計された車種は、スーパーアドベンチャーとよんで特に注目してきた。そしてようやくその代表モデルといえる「ドゥカティ ムルティストラーダ1200」に乗る機会をえた。
過去にアドベンチャーは、古いBMW R100GS パリダカールに乗っていたし、ドゥカティは2000年頃のSS900に乗っていたことがある。乱暴に考えると、この2台を足したり掛けたりしたようなものかな、とも思えるのだが、当然のことながらそんな次元の話ではないのだ。
まるで地上に舞...
ロレンス編集部
あの頃、アールゼット・サンパンなら空へも飛んでゆけるのではないかと思った。
ヤマハからネオレトロというコンセプトの「XSR900」が発売されるという。現代のバイクのスタンダード・スタイルのひとつとなりつつあるMTシリーズに続き、ネオレトロ・スタイルがどのようにライダーたちに受け入れられてゆくのか楽しみだ。
ロレンスでもいち早く紹介しているが、XSR900のプロモーション映像ではXS-1など往年のビンテージバイクが登場し、バイクに乗る原点をあらためて思い起こさせるような仕上がりとなっている。このXSR900の映像を眺めていて、私はなぜかヤマハの2ストロークマシンの名車「RZ350」を思い出していた。
1981年に発売されたYAMAHA RZ350。このマシンは珠玉...
ロレンス編集部
雪上バイクのような印象を持っていたスノーモビルの異次元の走りに大興奮[樹林ツアー編]
ヤマハ発動機さんが開催した「スノーモビル体験試乗会」で、生まれて初めて乗ることとなったスノーモビル。午前中からの安全講習とクローズドコースでの実技講習を体験し、午後からは会場となった長野のスキー場「タングラム斑尾」の広大な敷地を利用した樹林ツアーに出発した。
スノーモビルは日本ではあまり一般的な乗り物ではないだろう。やはり雪国専用の特殊車両なのだ。とはいえ、世界の需要でいえば14.5万台(2014年ヤマハ調べ)とのことで、なかなかの台数ということになるだろう。需要の約75%はアメリカとカナダで、ヨーロッパとロシアが残りをしめる。そしてヤマハは1968年からスノーモビルを生産する国内唯一の...