ロレンス編集部
オートバイの性能を維持するための リフレッシュメンテナンスを考えよう。 Vol.7『オイルフィルターにも注意 』
オイルフィルターにも注意
佐藤:オイルフィルターも重要です。オザワR&Dのお客さんで、洗えるメッシュタイプのフィルターを付けている人がいたんだけど、あの話をここでしてください。
小澤:紙のフィルターに比べてオイルが流れる抵抗が少ないから、そのぶん性能が上がるというんだけど、説明書を読んだら、50ミク ロン(μ)までの異物を取り除くって書いてあった。だけど、クランクメタルのクリアランスは上下合わせて35μぐらいでしょう。ということは、片側は17.5μしかないわけで、そこに50μの異物が来たらだめですよね。
佐藤:μとか書いてあると大丈夫な気がするんだけど、そんな商品もあるんですね。
源さん...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.4【2009-2010】
2009 YAMAHA YZR-M1:
チャンピオンシップ争いは ロッシvsロレンソの同門対決に
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
車体ディメンジョンやエンジンマネジメント機構を改良した2009年型。ホィールベースを延長、 ライダーのポジション変更による前後重量バランスを最適化し、フレーム剛性バランスの見直しにより、制動・旋回時の安定性を高めている。エンジンは燃圧の向上、燃焼状況の最適化、フリクションロス低減、冷却効率性の向上などにより、出力・トルクの向上と耐久性を大幅に向上させている。
2009年のM1はチャンピオンマシンである...
ロレンス編集部
オートバイの性能を維持するための リフレッシュメンテナンスを考えよう。 Vol.6『エンジンオイルの選択 』
エンジンオイルの選択
佐藤:次にオイルにいきます。ホンダにはエンジンオイルが何種類もありますが、エンジンを開発するときはどのグレードを使うんですか。例えば中くらいのレベルの製品とか。
源さん先生:それは車種によって違う。ホンダでは、排気量とカテゴリーによってそれぞれに推奨オイルがあるから、それで開発する。
佐藤:推奨オイルを入れておけば問題ないと。
源さん先生:ホンダの純正オイルは、オイル の質としてはけっこういいんだよ。値段の高 いオイルを長く使うという考え方の人もいるけれど、俺は純正オイルを3000㎞くらいで交換したほうがいいと思っている。
佐藤:2008年のことですが、CBR600...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.3【2007-2008】
2007 YAMAHA YZR-M1 :
軽量コンパクトをコンセプトにラップタイムは前年と同レベルに引き上げ
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
排気量800cc、燃料タンク容量の縮小というレギュレーション変更に対応した2007年型のM1。出力、速度低下を補うため、新設計されたエンジンは大幅な軽量・コンパクト化を実現している。 エンジンマネジメントシステムのさらなる最適化などで最終仕様で出力4%、回転数1000rpm、 燃費は3%向上。車体バランスの見直しや新型カウルの導入でラップタイムは前年と同レベルに。
990㏄から800㏄に変...
ロレンス編集部
オートバイの性能を維持するための リフレッシュメンテナンスを考えよう。 Vol.5『チェーンの寿命と掃除 』
チェーンの寿命と掃除
佐藤:チェーンの交換時期についてですが、 最近のチェーンの寿命はどれくらいですか。
中野:ホンダ車は、リアアクスルのところに交換時期を示したステッカーが張ってありますよね。緑の間なら大丈夫だけど、赤いとこ ろに入ったら交換しなさいと。線の幅が5㎜ なので、110リンクのチェーンだと1リンク が0.09㎜伸びたら交換せよってことですね。
源さん先生:寿命といっても、一概には走行 距離何キロと言えないんだよ。例えば、上質なシールチェーンなんかはあまり伸びないし、シールのないチェーンはすごく伸びやすい。
佐藤:ピン、ブッシュ、ローラーらのすき間が増えて、リンクとリンクの軸...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!YAMAHA編。vol.2【2005-2006】
2005 YAMAHA YZR-M1:
フルモデルチェンジした05型は熟成ではなくすべてにおいて完成型
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2004年の初タイトルのあと、2005年に向けて前向きの課題を明確 にしていたヤマハ開発陣。より高い次元でのハンドリング性能と安定感の両立、加速性能とトップパワー、そして燃費の向上、雨や強風などの悪条件下での性能維持などだ。結果としてフルモデルチェンジされた2005年型のM1は、不等間隔爆発の4バルブヘッドの基本はそのままに、ショートストローク化による高回転化とフリクション・回転ロスを軽減するた...
ロレンス編集部
オートバイの性能を維持するための リフレッシュメンテナンスを考えよう。 Vol.4『ドライブチェーンの適正な遊びとは 』
ドライブチェーンの適正な遊びとは
佐藤:ドライブチェーンについて聞きます。 この部分の重要な整備に遊びの調整がありますが、車両メーカーの広報車両ですら、最近、張りすぎている例が多いのが気になります。
小澤:チェーンが張りすぎているとまず変な音が出る。そして、ひどい場合にはドライブシャフトやホイールのベアリングが破損する。
佐藤:メーカーの試乗会で、チェーンが張りすぎていてドライブシャフトのオイルシール が破損して、オイルが大量に漏れたことがあった。同じくチェーンを張りすぎると、リアサスペンションの動きが悪くなります。
小澤:チェーンが偏伸び(チェーンのピンと ピンの間隔が微妙に伸びて不揃...
ロレンス編集部
永遠の名車!【Kawasaki Z】の歴史を振り返ろう。 ‐Z1000J[KZ1000J1]・ Z1000R [Z1000R1]‐
Z1000J[KZ1000J1]
81年全8戦中4勝をマークして、初めてカワサキがオーバー1000ccのモンスタークラス優勝を果たした時のモデルがこのKZ1000J。通常「丸タンク」のJと呼ばれるモデルで、この丸タンクは北米仕様のみ。欧州仕様などのZ1000JではZ1000Mk.IIの流れを汲む「角タンク」が使用されていた。 ●空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒●998cc●102PS/8500rpm● 9.3kg-m/7000rpm●230kg●100/90-19・120/90-18■輸出車
AMAスーパーバイクでエディ・ローソンが初めて優勝したこのモデル。HONDAのフレディ・スペ...
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オートバイの性能を維持するための リフレッシュメンテナンスを考えよう。 Vol.3『高圧洗浄はプロの仕事』
高圧洗浄はプロの仕事
中野:さっき話に出た高圧洗浄機のことをちょっと聞きたいんですが、小澤さんは以前、 むやみに高圧洗浄機で掃除をしたオートバイは、水が入ってはいけないところに水が入ってサビると言っていましたよね。
小澤:例えば、ウチのは1平方センチメートルあたり80㎏の圧力で水が出るから、大根だって切れちゃう。そんな高圧を直接オイルシールに当てたら水が入るのは当たり前です。
中野:実際にシールから水が入ったバイクが何台も持ち込まれたことがあるそうですね。
小澤:バラしていったら、水が入った形跡があったので、何をしたのか聞いたら、量販店の洗車サービスで高圧洗浄をしたんだって。スイングアー...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!YAMAHA編。vol.1【2002-2004】
2002 YAMAHA YZR-M1:M1=Mission 1st! 960cc+キャブレターでスタート
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2002年のモトGP元年に向け、ヤマハが作り上げたのは、990ccの強大なパワーをきちんとコントロール出来る、きちんと扱いやすいレーシングマシンだった。並列4気筒エンジンを、2ストローク500ccマシンYZR500用のフレームをベースとした車体に搭載するという、オーソドックスな開発手法である。
そのため、990ccのフルサイズ/フルパワーでは容易にタイヤグリップの限界を超え、ライダーもコントロ...
ロレンス編集部
オートバイの性能を維持するための リフレッシュメンテナンスを考えよう。 Vol.2『掃除は整備の一歩』
掃除は整備の一歩
佐藤:では話を先に進めます。新車整備を別として、整備をする前にはまず掃除をしなければならないと思うんですが。
源さん先生:レースでもそうなんだけど、掃除をすることで、オイルの滲みやボルトの緩みなんかも見つけることができるんです。
佐藤:モトGPチームのピットをのぞいてみると、掃除を専門にしているスタッフがいますよね。そんなきれいなのを掃除するのかよというくらい、何でもかんでも掃除をして、走ってきたらまた外して掃除して。
源さん先生:汚いと、さっき言ったみたいなことがわからないからだよ。クランクケースにヒビが入って、オイルが滲むなんていうこ ともあるからね。そういう異常を...