ロレンス編集部
トーマスの【カネがあったら買っちゃうぞ】カワサキを救った西からの神風 Zephyr 400
ゼファーは、いま20代後半から30代初めの読者には、もっともなじみの深いバイクなのではないでしょうか?
400ccから750cc、1100ccの三つの排気量別にモデルがありますが、一番ゼファーらしく、そのスタイリングも完成されているのは、この400である気がします。
1980年代、レーサーレプリカ全盛時代にあって、WGP(現在のMotoGP)で活躍するバイクのレプリカモデルを持たないカワサキは、他社に対して劣勢になっていました。
オートバイ市場から撤退?という噂さえ出たカワサキを救ったバイクこそ、1989年に発売された このゼファーでした。
フルカウル全盛時代にカウルを持たず(裸、という...
ロレンス編集部
トーマスの【カネがあったら買うかもしれない】悲劇の”元祖ストリートファイター ” Kawasaki XANTHUS(ザンザス)
不死身の英雄アキレスの愛馬の名前を持つ異端のバイク
Xanthusをご存じでしょうか?
発音はザンザス、です。
ゼファーの大成功で1990年代のネイキッドブームを起こした張本人であるカワサキが、ある意味自らそのブームの幕引きをしようと考えて作ったバイクだったかもしれません。
カワサキ・ザンザス(XANTHUS)は1992年から1995年にかけて製造されていた川崎重工業のオートバイ。名前の由来はギリシャ神話に登場するアキレスの愛馬の一頭から。
というのも、1980年代後半から大ブームになっていたフルカウルのレーサーレプリカたちによって、400ccまでの小中型排気量車マーケットは、完全にスペ...
ロレンス編集部
ドイツのカワサキカスタムがとびきりクール!by Jochen Guske
Jochen Guskeさんはドイツ在住のバイク乗り。自分のカワサキ KZ400をとびきりかっこいいカフェスタイルに仕上げてしまいました。しかもこれが彼にとって初めてのカフェレーサーカスタムだったそうです。「雑誌でカフェレーサーを見て恋したんだ。だから自分のカワサキをカスタムした。難しいことはなかった、走りに必要な部分以外は取り外せばいいんだから」
この1978年製のKZ400と、2004年製のおなじカワサキのZ1000を日々の足にしているそうです。
Jochenさんは言います。「正直に言えば、俺は(バイクに)取り憑かれてるんだよ」
どうです??
モスグリーンも渋いし、すっきりとしたス...
ロレンス編集部
世界に広げようクラシックの輪っ! SUZUKA Sound of ENGINE 2015 こぼれ話 その3
練習走行のある22日(金)、コメンタリー用の取材として走行準備に勤しむピットの人たちにインタビューをしました。すると、イギリスからカワサキKR500とカジバC589を持ってきたクリスさんのピットに、「むむむっ?」と思う人物がいました。
鈴鹿入りした金曜日のその時点で、私はまだライダーのエントリーリストの完全版を手にしていなかったのですが、彼のヘルメットに記された名前「CHAS」を見てピンときました。この方は1960〜1970年代に世界ロードレースGPで活躍された人物、チャス・モーティマーさんです。
チャスさんのプロフィール。
ここ鈴鹿に集った2輪ファンのお目当はケビンやエディやケニーなの...
ロレンス編集部
トーマスの【金があったら買っちゃうぞ】また不良っぽいの作って。仕方ないな、カワサキさん、と役人が言ったとかいわないとか。Kawasaki Z400FX。
バイク漫画の代表作の一つ、『ふたり鷹』(新谷かおる原作)の主人公の一人、沢渡 鷹の愛車として登場し、『ケンタウロスの伝説』の主人公ケン坊の愛車でもありました。
399cc、つまり中型車です。空冷4ストロークDOHC2バルブ直列4気筒で43馬力。1979年から1982年まで生産され、その直線的なボディから硬派のイメージが強く、暴走族や公道レーサーたちの垂涎の的でした。
どこで読んだかは忘れましたが、1970年代から80年代は暴走族全盛期で、当時のカワサキの人たちがFXの販売認可を得るために運輸省に資料を持ち込んだら「またやつら(暴走族)が好きそうなワルいバイク作っちゃって」と苦い顔をされた...
ロレンス編集部
築地と寿司とローソンレプリカ(Kawasaki Z1000R)〜 オトコカワサキ、って知ってる?
このあいだ築地のお寿司屋さんにふらりと行ったんです。
その寿司屋の大将が、ぼくのメットを見て「何乗ってるの?」と。ゼファーですと答えると、その大将が、にっこり笑ってこう言ったんです。
「オトコカワサキだよな!」
ライムグリーンのローソンレプリカ
俺も若い頃はZ1000R乗ってたんだよ、と大将。
そう、ローソンレプリカに乗っていたとおっしゃるわけです。
まあ、それ以上の会話はなかったんですが、とにかくバイク乗り、しかもカワサキ乗りはこうしてコミュニケーションをとるんですよ。特に古いカワサキ、空冷Z系に乗ったことがある大人のバイク乗りにとって、オトコカワサキというマジックワードはいつまでたっ...
ロレンス編集部
トーマスの【カネがあったら買っちゃうぞ】KAWASAKI Z1
やっぱりこれかな、と思うのは空冷Zの祖
カワサキ四発の元祖、Z1。903ccの空冷直列4気筒の心臓で、82馬力を発生させます。
1972年に登場したZ1のコードネームは ニューヨークステーキ 。
もともとは空冷4気筒750ccのスポーツバイクを出す、というコンセプトを持っていたカワサキでしたが、1968年にホンダがCB750を先にリリースしたことで、750ccではなく900ccにターゲットを変えて、新たに開発。
排気量だけでなく、パワー、最高速、操縦性すべての面でホンダを超えて、世界一の称号を得るために技術のすべてを尽くして作り上げたのが、このZ1。
同じカワサキの、例えばマッハのデザイ...
ロレンス編集部
漢のKawasaki。Ninja ZX-RRが出来るまで。
カワサキ・ニンジャZX-RRはロードレース世界選手権のMotoGPクラスに2002年後半から2009年にかけて参戦した川崎重工業(カワサキ)のレース専用モーターサイクルである。
社運をかけたmotoGP参戦に向けて開発されたカワサキ・ニンジャZX-RR。最速を目指す開発のドキュメンタリーに応援せずにはいられない動画。是非見てくださいね(*´▽`*)
エンジン
水冷4ストローク 直列4気筒 DOHC16バルブ
2007年よりバルブ機構にニューマチックを採用
ウェットサンプ
排気量990cc以下(2002年〜2006年)、800cc以下(2007年〜2009年)
フレーム:アルミ製ツインス...
ロレンス編集部
最近気になるバイク。その名は神馬
1991年4月、クオーター(250cc)ネイキッドスポーツモデルとして登場。同社のレーサーレプリカ「ZXR250」と共通の水冷エンジンを中低速重視にリセッティングし搭載。最高回転数は19000rpm(I型,II型前期(A1-A6,B1-B2)、II型後期(B4-B7F)からは17000rpm)で非常に甲高い排気音が特徴。
近づいてくるエンジン音がカッコイイバイク。
総排気量 :249
エンジン種類 :水冷4ストローク DOHC4バルブ 並列4気筒
燃料供給方式 :キャブレター
変速機形式 :6段リターン
自動車排出ガス規制の強化により生産終了になってるみたいだけど、いつか乗ってみたいバ...
ロレンス編集部
トーマスの【金があったら買っちゃうぞ】元祖日本メーカーカフェレーサー、KAWASAKI Z1-R。
丸Zに対して角Z。
潔く直線でスパッと描いたような角っぽいデザインとミニカウル。男らしさ満載、オトコカワサキを具現化したようなバイク、それがKAWASAKI Z1-Rですよ。
ミニカウルでもわかりますが、右だし一本の集合管と、黒く塗られた空冷四気筒がやる気をそそるカフェレーサー仕様。いまでこそメーカーがカスタム前提の車両を多く出すようになったり、最初から人気のカスタム仕様の車両を出すにようになっていますが、このZ1-Rがリリースされた1978年当時は非常に斬新な手法でした。
このオトコクサイ感じがたまらないんですが、どうでしょう?
カワサキ・Z1-R(ゼット〈ズィー〉ワン-アール)および...
ロレンス編集部
地球が揺れた日、僕の心は揺れていた・・悔し涙のBIKE BUILD OFF2015
2015年5月3日。
ゴールデンウィークのど真ん中のこの日。七里ガ浜に機械仕掛けの神が降臨した。
オートバイが大好きな老若男女が、思い思いのファッションに身を包み、神の呼びかけに応じて七里ガ浜の会場に集結した。彼らは、会場に早朝から並べられた、驚くほど精緻に組み立てられたカスタムバイクたちを眺め、ビールやコーラを飲み、ハンバーガーで腹を満たしながら、思うがままに自由な時間を過ごしたのだ。
Deus Ex Machinaが仕掛けたこのイベントは3日の10:00 - 16:00の6時間にわたって行われ、オートバイに興味がある多くの人たちを集め、大成功に終わった。(その模様はここにレポートがま...