ロレンス編集部
トーマスの【カネがあったら買っちゃうぞ】カワサキを救った西からの神風 Zephyr 400
ゼファーは、いま20代後半から30代初めの読者には、もっともなじみの深いバイクなのではないでしょうか?
400ccから750cc、1100ccの三つの排気量別にモデルがありますが、一番ゼファーらしく、そのスタイリングも完成されているのは、この400である気がします。
1980年代、レーサーレプリカ全盛時代にあって、WGP(現在のMotoGP)で活躍するバイクのレプリカモデルを持たないカワサキは、他社に対して劣勢になっていました。
オートバイ市場から撤退?という噂さえ出たカワサキを救ったバイクこそ、1989年に発売された このゼファーでした。
フルカウル全盛時代にカウルを持たず(裸、という...
ロレンス編集部
【第42回東京モーターサイクルショー私的レポート(1)】会場の片隅でみつけた懐かしい友人たち。
1989年に登場し、2007-09年にすべてのモデル(400/750/1100cc)が生産中止になるまで、日本の国民的モーターサイクルは、間違いなくZephyrだった。
僕は初代の400ccのZephyrから始まって、1100、750と3つの排気量のモデルをすべて購入した、Zephyrのヘビーファンである。
Zephyrが登場した1980年代後半は、レーサーレプリカ(すでに死語ですね。今で言うスーパーバイク)全盛で各メーカーの主力モデルは、全身を流麗なカウルで覆われた、まさにレーシングマシンの姿を模したバイクたちだった。
パワー、スピード、コーナリング性能、それぞれが最高であり、メーカー...