ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] エレキのエラまであと少し?電動バイクが主流になる(らしい)将来、ダートトラックレーシングは何処へ行く?
内燃機関から電動モーターへ、パワーソースの大転換・・・自動車業界はいま、CO2排出量の削減を題目として、100年に一度の変革期まっただ中にあると言われていますが、主にクローズドサーキットで親しまれる各種レクリエーショナルバイクの分野にも、(実用カテゴリーからはまだ何周も遅れているようですが) その波はヒタヒタと迫っています。10年後?15年後?にすべての新車モーターサイクルが文字通りのモーター駆動車に置き換わるとしたら、ダートトラックレーシングの世界はどんな変容が待ち受けているでしょう?
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] テッカテカでパッチパチ?のブルーグルーヴトラックは週イチ・月4くらいのご利用だと多分実現しませーん!
横滑りする前後タイヤが鳴き、擦れたホットシューからは火花が散って、まるで鏡のように青黒く表層が磨き上げられた硬質路面 "ブルーグルーヴ" は、ザックザクのクッショントラックと好対照をなす、ダートオーバル・スポーツならではの風情ですが、"数人でなんとなく走っていればだんだん仕上がってくる" といった簡単な現象ではありません。何日も前からの、あるいは恒常的なトラックプレップ = 路面作りの労なくしてはおそらく実現しない、いわば情熱のバロメーターなのです??
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 1年と少し前、片田舎でグルグル場のオーナーになるぞと宣言した某ダートトラッカー氏のその後の進捗は?
世界を揺さぶる忌々しい感染禍が未だ巻き起こる前の昨年1月、今から68週間前。毎週金曜の定期更新をチビチビと刻んだひとつの節目である100回目の当コラムにて、筆者ハヤシは "今から10年のうちに、自前のプライベート・ダートトラックを1から作って所有したい!" とキッパリ?宣言しました。以来残念ながらあちこち出歩きづらい状況は続いていますが、筆者が今現在どんな物件を理想形として捉えているか、今日はこれからの具体的なビジョンを交えつつ?お話ししたいと思います。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 路面善し悪しガー?好みor嫌いダー?半世紀前の本場のプロのツインズTT戦ったら猛々しきこと鬼神の如し!
"路面の状態が酷くて・・・" とか "タイヤが全然食わなくて・・・" とか、今日はちょっと巧く乗れない理由づけなどいくらでもできますが、それにもかかわらずあなたよりも速く走るライダーが同じトラックにいるならば、そんなモンは負け犬の遠吠え、単なるエクスキューズです。本日は今から半世紀近く前、映画 "オン・エニー・サンデー" の少し後、そして80年代黄金時代のちょっぴり前、今よりマシンが素朴で男たちがもっと漢だったころ?の貴重な2気筒TT戦の模様をご紹介しましょう!
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 3度目の正直なるか!?超一流エクストリームライダーが激戦必至の450ccクラスでAFTスーパーTTに挑む!
大人気リアリティ番組 "ナイトロサーカス" 主演でも有名なトラビス・パストラーナはモトクロス出身のマルチアスリート。2000年AMAアウトドアモトクロス125ccチャンピオン、2001年AMAスーパークロス125ccイーストチャンピオンを皮切りに、FMXでのダブルバックフリップをはじめとする様々な2輪エクストリームスポーツ、はたまた4輪ラリー競技でも活躍するなど、多彩で華やかなプロフィールの持ち主です。そんな彼が4月末の週末に行われるAFT: アメリカンフラットトラック第3戦 "アトランタ・スーパーTT" に、レッドブルKTMファクトリーチームの450ccマシンを駆って出場することがアナ...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] ちょっと特殊な"ニッポンの事情"にマッチした、いまからでも5台+で競える"標準的レース用車両"を考える!
春はあけぼの!筆者ハヤシは件の蔓延防止の観点から?所用があれば数ヶ月に一度くらいレーストラックにチラっと出向くかなーどうかなー?の禁欲気味な生活スタイルを続けていますが (ウソです。実際は育児でやたら忙しいだけです) 、例年シーズン初めのこの時期になると俄然問い合わせが多くなるのは新たなダートトラック挑戦者の買い求めるべきマシンについて。日本で古くからこのスポーツに親しむための名車とされてきたアレとかアレは、そろそろタマ数もぐーんと減って、めっきり見つけにくくなっているようですね。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] AFTもお手本にする?"NASCARマーケティング"、50年ぶりの最高峰ダートトラック戦にその真骨頂を見た!
我が国では2輪= モーターサイクルで土の上のオーバルコースを走るスポーツそのものを "ダートトラック" と呼ぶのが一般的ですが、本場アメリカでのその正式な呼び名は "フラットトラック" です。走るのが馬でも2輪でも3輪でも4輪でも、使用する周回コース = トラックが平坦な土系舗装 = ダートであれば、その競技場が "ダートトラック" 。先週末開催された全米最大の4輪トラックレース競技 "NASCAR" 第10戦ブリストル・ショートトラックは、実に半世紀ぶり?と言われる "ダートトラック" を復活させた歴史的一戦となりました!※本日は "4輪オーバルレーシング" のお話です。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] あれから早10年〜想ひ出の400m = 常設1/4マイルトラックの"致命的弱点"をもういっぺん曝け出してみる〜。
東日本大震災から10年の時を刻んだ今年3月。思い返せば、日本で長年ダートトラックに親しむ人々にとって、あの春は "もうひとつの大きな転換点" でした。この年に至るまでの10数年間、我が国ダートトラックレースシーンの、おそらくは中心地であった、栃木県・ツインリンクもてぎ内、まさに "TWINのRING" として常設された、400m + 200mのふたつの美しいオーバルトラックが、2011シーズン終了をもって閉鎖・廃止となることが、決定事項としてライダーたちに伝えられたのです。