ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 写真や動画じゃ響いてこない?不世出の超一流選手が残した "伝説の一戦" の数字は我々になにかを語るのか?
"圧倒的に不利な条件をはねのけ、完膚なきまでに相手を打ち負かし勝利をモノにする" ・・・スポーツに限らず誰しもきっと一度は夢想する、劇的なシーン。こんなイメージを地で行って、20年近く経った今も語り継がれる "伝説の一戦" での活躍を、アメリカン・プロダートトラック史に残した選手がいます。2002年夏のイリノイ州ピオリア。全米選手権伝統の地での54回目のTT戦決勝、最後列最後尾18番手からスタートした21歳のニコラス・パトリック・ヘイデンは、25周の間に17人全員を抜き去るという、観衆のド肝を抜くパフォーマンスでトップチェッカーを受けて優勝したのです。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] "ケンタッキーキッド"襲名以前、"超新星"とか"Mr.ダート"と呼ばれたNH69の映像が見たい!の声に応えて!
今日からちょうど2年半前、不慮の事故でこの世を去ったニッキー・ヘイデンが、純アメリカンスタイルのプロフェッショナル・ダートトラックレース出身で、やがて世界的ロードレーサーの階段をてっぺんまで登っていったことは一応広く知られていますが、10代後半くらいのまさに駆け出し期、そのダートオーバルでのライディングが正味どんなものだったかを、映像で実際目にした方はあまり多くないかもしれません。本日は当時のレース中継から印象的な数戦をピックアップ、錚々たるベテランレーサーたちに果敢に挑む、若くエネルギーに満ち溢れていた彼の才能に迫ってみましょう!
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 週末は本場AFTで今シーズン初のマイル戦!ケンタッキーの1600mオーバルにヘイデン一家が帰ってきます!
本来ならば5月26日のメモリアルデイ・ウィークエンドに伝統のスプリングフィールド・マイル1(秋のベテランズデイにももう1戦あります)開催となるはずだったAFT: アメリカンフラットトラック選手権。開催地の中西部一帯に激しい雷雨の襲来が予想されたため、こちらのレースは秋に順延する形で中止となりました。代わって今週末、6月1日のレキシントン・レッドマイル競馬場での第7戦が、今期初のマイル戦となるわけですが、当地を代表するレーシングファミリーが、再びダートトラックレースシーンに勢揃いすることが明らかになりました。栄誉ある大会グランドマーシャルとして、チームマネージャーとして、そしてトップカテゴ...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] みんなあなたが大好きだった。G.O.A.T. = Greatest Of All Time: ニコラス・パトリック・ヘイデン一周忌。
「やあみんな、これからちょっと自転車に乗ってくるよ」 笑顔でそう呟いたあなたが、そのまま我々の前から姿を消して、5月22日でちょうど1年になります。2006年のロードレース世界選手権・MotoGPワールドチャンピオンとして広く世に知られる以前、彼は最も才能豊かなプロダートトラック選手のひとりとして、アメリカ各地のオーバルトラックでライバルたちと共に土埃にまみれていました。本日は、全米モーターサイクルレーシング史上、たった4人のみが成し得た "グランドスラム = マイル・ハーフマイル・ショートトラック・TTのダート4種目 + ロードレースでの勝利" にあと一歩まで迫った、故ニコラス・パトリ...