ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] あのキングofクール氏が近所を彷徨く用に軽量級ストリートトラッカーをお持ちだったこと、ご存知でした?
モーターサイクルと四輪 (特にレースカーのような速いやつ) をこよなく愛した映画スター、スティーブ・マックイーンの膨大なコレクションの中に、近所にコーヒー飲みに行ったりちょっとブラつく用として2ストローク100ccのちっちゃなストリートトラッカーがあったことは、一部のマニアを除けばおそらくあまり知られていません。メイカーがプロモーションのため彼に贈った "ベイビーグリーンストリーク = 緑の稲妻 (小) " は、アマチュアダートトラック・スクランブルレース界でビギナークラスのゲームチェンジャーとして、1970年ごろの表彰台を大いに賑わせた存在だったのです。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 小粒で正しくビリリと辛い、"完全に仕上がった"軽量級ダートトラッカーを組む品々が漸く揃ってきました。
それなりの知識や経験、ついでに情熱の三拍子が揃ってさえいれば、およそどんなマシンでもダートトラックライディングを"楽しむ"ことはできますが、溢れるパワーを御して車体を前へ前へと進める感じとか、このスポーツに特化して狙ったとおりの応答性だとかを得た "整えられたレーシングスペックのマシン" でのパフォーマンスは、非力なエンジンから力を絞り出して針穴に糸を通すかのようなノーマル車両でのライディングとは全く違った性格のものです。どちらが正しいとかエラいとかって話ではもちろんありませんが、筆者好みの"ちっちゃいけど仕上がったやつ"を実現するためのアイテムたちが、遂に手元に揃ってきました。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] オフロードコンペティションモーターサイクルの電化は、我々を新時代へ誘う伝家の宝刀となるのでしょうか?
今から10数年後、日本を含む先進各国ではICE (内燃機関) を動力とする自動車の生産・新規販売が終焉へと向かっていくというパラダイムシフト = 劇的な変化が我々を待ち受けています。それ以降もすでに世に存在するICE車両の多くは何らかの方策で当面走り続けていくことでしょうが、このいわゆる電動化の大波が、ダートトラックレーシングを含む2輪オフロードコンペティションの世界にはどのような変革をもたらすのか、正月ボケと雪掻きで緩んだアタマを少しだけ巡らせてみましょう。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] モテる者が持たざる者をカモとするには、このマーケットは狭小過ぎるのかもと知っておくべし聖なる夜に。
毎週金曜更新の当コラム、今回は節目の第200話となりました。ここ2シーズンというもの、件のCOVID-19禍のおかげでこれまでに例を見ない変則的な活動 (というか長めのひと休み?) を強いられてきた我らがレースシリーズですが、いい加減そろそろ来期あたりからは姿勢を整え、慎重にリスタートが切れるかな?という心境にもなってきました。本日はようやく見えてきた再始動を前に、これだけは気に留めておきたいこの先のダートトラックシーンのこと、ビタースイート系の筆致?で皆様へのクリスマスプレゼントとして贈ります。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 人気・出走数ガタ落ちの2クラスを再び統合!"再来年の"AFTプレミアクラスからは目が離せなくなる、か?
レース専用エンジン車と市販エンジン改造車を2つのレースカテゴリーに分けて開催してきた過去数年のAFT: アメリカンフラットトラック。常勝記録を伸ばし続けるインディアンFTR750、カワサキ・ヤマハを始めとする市販車改部門の参加台数の頭打ち、そしてハーレーファクトリーの機能停止・解散という "3つの変化" を予想した筆者・・・と世のレースファンの懸念は真に的中!AFTは今後数年をかけて、カテゴリーの再編 (というか前のほうがよかったので戻す) を行うことを発表しました。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] こちとら自腹じゃ!?街乗り15年以上お休み中のダートトラッカーが、ほぼ最新型スーパーカブを買ってみた。
つい先日、最後に街乗りして以来15年ぶりに、ナンバー付きの2輪車を買いました。(レース用) ナンバープレートのついてるマシンはその間おそらく20台ちかく乗り換え&増車してますが、(公道用の) ライセンスプレート付きはチョー久々。手に入れたのは1958年の初代スーパーカブに良く似せた、タイホンダ製のC125というモデル。今回は筆者が、ほぼ現行最新型のこちらのマシンを自腹にて新車購入!から純ダートトラッカー的視点で忖度なしのインプレッションをお届けしようと思います。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 60年代からの金言!"男のなかの漢" がレース始めたての貴方に贈る、一流ライダーへの道の必須条件とは?
今年4月に87歳でこの世を去った名選手ディック・マンは、生涯24勝を上げて2度の全米ダートトラック選手権チャンピオンに輝くとともに、モトクロス・トライアル・ロードレースでも活躍、マシン製作や斬新なトリックパーツの開発にも長けた "希代のマルチタレント・ライダー" でした。本日は1968年に出版されたアメリカのある雑誌で彼が "一般の・アマチュアレーサー・しかも初心者レベルの競技始めたてホヤホヤくん" 向けに書き記した、優れたダートトラックライダーを目指すために心がけるべき事柄のいくつか、をご紹介しましょう。明日につながるヒントがきっとある?はずです。