ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 夫婦 (めおと) が1チームでファクトリーマシンをそれぞれにライド、って有史以来初のことかもしれませんね。
当代一の女性ダートトラックレーサーとしてこの数年、ハスクバーナ→レッドブルKTMとファクトリーチーム待遇で450cc単気筒クラス = AFTシングルスを戦ったシェイナ・テクスター・バウマンは、なんと来る2022シーズン、夫であるブライアー・バウマンのチームメイトとして "インディアン・レッキングクルー" に加入!FTR750を駆って最高峰カテゴリー・AFTスーパーツインズクラスに出走するという、喜ばしくも驚きのニュースがつい先日発表されました。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 既存レーストラックに屋根をかける夢を見るより、屋根付きスペースを探したほうが手っ取り早いってこと?
日々刻々、朝に夕にと吐く息も白さを増す時節、皆様いかがお過ごしでしょうか?春から秋までの今年のレースシーズンも一段落したダートトラックの本場アメリカでは、凍った湖やホッケー場でのスパイクタイヤ・ライディングの季節がじきに始まりますが、それは湖が多く、水面が凍るほど寒く、あるいはアイスホッケーの盛んな一部の恵まれた地域に限った話。そこまで好条件が整わない各地では、戸外より寒さも幾分マシな、屋根付き半屋内のインドア・ショートトラックが盛んになります。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 遡ること半世紀!数多の若者たちをレースの世界へ導いた、ミニバイク・フレームキットが存在しました。
クロスカントリー・ロードレース・デザートレース・ヒルクライム・フラットトラック・TTレース・・・1960年代アメリカのローカルシーンには、手持ちの1台のマシンで挑戦できる様々なレースカテゴリーが存在しましたが、とある小さなファクトリーから市販モーターサイクルより軽量 = より戦闘力の高い "ミニバイク向けフレームキット" なるものが発売されるや、瞬く間に大ヒット。レーシングマシンの中枢はエンジンで、車体骨格はそれぞれの創意工夫の範疇、という今日にまで至るダートトラックコンペティションの基本原則は、この頃すでに形づくられていたのでした。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 土埃の中の空気吸い込み口といえば?"コットンガーゼのキノコ型" が永遠の定番品ってことになってます。
本来レーシングマシンの (総合的な) 戦闘力を高めることを狙って取り組むモディファイのひとつに "吸排気チューニング" がありますが、見目麗しい排気管 = マフラーに比べ、燃料とともにエンジンへと送り込まれる目に見えない空気の流れのデザインは、ダートトラックカテゴリーにおいては "よくあるキノコ型のフィルターさえ付けとけば見た目も良いしひとまずOK?" くらいのイメージでしょうか。本日はそんな、いつもちょっと蔑ろにされがちなカスタム・エアフィルターのお話です。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 4半世紀以上前から欧州スペインの地には "魅せる" ダートトラックレーシングのDNAが刻まれていたようです。
10年ほど前からだったか、ヨーロッパ各地では所謂アメリカンスタイルのダートトラックレーシングに注目する動きが様々に立ち上がっています。現役GPチャンピオンも参加する異種格闘技風味?のイベントレース、超有名ロードレースライダーが自身のトレーニングのために郊外に拵えた広大なプライベートトラック、あるいはストリートシーンで (かつてのニッポンよろしく) ダートトラックスタイルのカスタムマシンがもてはやされ、ついに昨年にはFIM主催の世界選手権がスタートするなど・・・これらムーブメントの源流には、どうやら今から25年以上前にあの "キング" ケニー・ロバーツが仕掛けて撒いた、数々の種があるような...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 全米プロ選手権最高峰クラス・来期の出走表に彼の名を探しても多分載ってないことが、未だ想像できません。
ブライアン・ミッチェル・スミスは生まれも育ちもミシガン州の38歳。プロダートトラックライダーとして今年でキャリア21年目の彼は、2015年にXゲームズ・ゴールドメダリスト、2016年には悲願のGNC ( = グランドナショナルチャンピオンシップは翌年から現在のAFT = アメリカンフラットトラックへと名称変更) シリーズチャンピオンを獲得するなど、数多の輝かしい足跡を刻んできましたが、今期最終戦を迎えることなく、前節カリフォルニア州サクラメントマイル・Wヘッダーをもって現役生活に終止符を打つことを発表しました。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] チューニング幅を狭め、回転数上限を規制し、それでも他は歯が立たない・・次なるAFTの手枷足枷は何?
COVID-19禍のなか、あらゆる面で変則的なシーズン開催を余儀なくされて早2年目となる全米最高峰プロダートトラック選手権・AFT = アメリカンフラットトラック。先行プロトタイプが2016年最終戦で初めて実戦投入された、栄光の常勝マシン・インディアンFTR750にとっては、フルシーズンを戦って5年目でもあるわけですが、今期終盤を迎えつつある先週末のレースウィークから、 同車種を使用するチームには非公開のルール改訂により "さらなる出力規制" の網がかけられたようです。