ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.5【2011-2012】
2011 YAMAHA YZR-M1:ロレンソが孤軍奮闘するも 年間タイトルを手放す
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
800cc最終シーズンに向け、2010年型をベースにさらに熟成。初代モデルから受け継ぐ並列4気筒エンジンはクロスプレーンクランクシャフトやフライバイワイヤー、ニューマチックバルブなどの新技術を積み重ね、卓越した性能と耐久性、扱いやすさを実現している。ロレンソ が奮闘するも、3勝にとどまり年間タイトルを逃してしまった。
レース活動50周年を迎えたYAMAHAが3年連続の3冠を達成した前年モデルからの熟成進化を重ね、...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.4【2009-2010】
2009 YAMAHA YZR-M1:
チャンピオンシップ争いは ロッシvsロレンソの同門対決に
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
車体ディメンジョンやエンジンマネジメント機構を改良した2009年型。ホィールベースを延長、 ライダーのポジション変更による前後重量バランスを最適化し、フレーム剛性バランスの見直しにより、制動・旋回時の安定性を高めている。エンジンは燃圧の向上、燃焼状況の最適化、フリクションロス低減、冷却効率性の向上などにより、出力・トルクの向上と耐久性を大幅に向上させている。
2009年のM1はチャンピオンマシンである...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.3【2007-2008】
2007 YAMAHA YZR-M1 :
軽量コンパクトをコンセプトにラップタイムは前年と同レベルに引き上げ
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
排気量800cc、燃料タンク容量の縮小というレギュレーション変更に対応した2007年型のM1。出力、速度低下を補うため、新設計されたエンジンは大幅な軽量・コンパクト化を実現している。 エンジンマネジメントシステムのさらなる最適化などで最終仕様で出力4%、回転数1000rpm、 燃費は3%向上。車体バランスの見直しや新型カウルの導入でラップタイムは前年と同レベルに。
990㏄から800㏄に変...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!YAMAHA編。vol.2【2005-2006】
2005 YAMAHA YZR-M1:
フルモデルチェンジした05型は熟成ではなくすべてにおいて完成型
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2004年の初タイトルのあと、2005年に向けて前向きの課題を明確 にしていたヤマハ開発陣。より高い次元でのハンドリング性能と安定感の両立、加速性能とトップパワー、そして燃費の向上、雨や強風などの悪条件下での性能維持などだ。結果としてフルモデルチェンジされた2005年型のM1は、不等間隔爆発の4バルブヘッドの基本はそのままに、ショートストローク化による高回転化とフリクション・回転ロスを軽減するた...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!YAMAHA編。vol.1【2002-2004】
2002 YAMAHA YZR-M1:M1=Mission 1st! 960cc+キャブレターでスタート
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2002年のモトGP元年に向け、ヤマハが作り上げたのは、990ccの強大なパワーをきちんとコントロール出来る、きちんと扱いやすいレーシングマシンだった。並列4気筒エンジンを、2ストローク500ccマシンYZR500用のフレームをベースとした車体に搭載するという、オーソドックスな開発手法である。
そのため、990ccのフルサイズ/フルパワーでは容易にタイヤグリップの限界を超え、ライダーもコントロ...
ロレンス編集部
ホント? ビニャーレスがヤマハと契約?
スペインの人気メディア、SOLOMOTO.esが、スズキファクトリーのマーベリック・ビニャーレスが、来年ドゥカティに移籍するホルヘ・ロレンソの後釜におさまると報じています。
レジェンドになるための選択?
契約は来季から2年とのことですが、もしこの報道がホントだとしたら、2017年、スズキに残留してかつてのケビン・シュワンツのようなスズキの英雄になることよりも、現チャンピオンチームのヤマハファクトリーに加入し、タイトル争いに加わりたい・・・という気持ちなのでしょう。精神攻撃王(笑)でもあるバレンティーノ・ロッシのチームメイトになるってことは、なかなかハードな選択でもありますが・・・。
ナン...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!HONDA編。vol.5【2012-2014】
2012 HONDA RC213V RC212V譲りの完成度でデビューイヤーから速さを発揮
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
12年から排気量上限が1000ccになったのに合わせて開発されたニューマシンがRC213V。990cc時代のRC211VはV型5気筒エンジンだったが、RC213Vでは800cc時代のRC212Vと同様のV型4気筒を選択。RC212V譲りの完成度の高いメカニズムにより、デ ビューイヤーながら12年シーズンはペドロサ7勝、ストーナー5勝の計12勝を挙げて圧倒的な速さは見せたが、チャンピオンの座はヤマハのロレンソ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!HONDA編。vol.4【2010-2011】
2010 HONDA RC212V 車体からエンジンまで全面的な見直しで速さを取り戻す
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
10年モデルでは再び全面的な見直しが図られる。新しいフレームに、サスペンションも長年ホンダが使用してきたショーワ製からオーリンズ製へ、ホイールも自社製からマルケジーニ製に変更することで、ブレーキング時の安定性、旋回性能の向上を重視。年間のエンジン使用基数が6機までという制限に合わせてエンジンも大改良を受け、耐久性を確保しつつパワー、ドライバビリティも向上。この年はペドロサが4勝し、シーズン終盤までタイトル争いに...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!HONDA編。vol.3 【2007-2009】
2007 HONDARC212V V4エンジンを搭載して コンパクト化を追求
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
新しい800ccレギュレーションに合わせて登場したRC212Vは、前年にヘイデンが駆っていた「ニュージェネレーション」仕様のRC211Vをベースにしたコンパクトさとマスの集中化を追求した車体に、RC211VのV型5気筒ではなく、新たに開発されたV型4気筒エンジンを搭載している。これは、気筒数による最低重量の違いによって車重を軽くできることに加え、気筒ごとの排気量がほぼRC211Vと同じなため、蓄積されたデータを活かせるこ...