ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! DUCATI編。vol.3【2007-2008】
2007 DUCATI Desmosedici GP7:
ドゥカティとブリヂストンついにつかんだモトGPチャンピオン!
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
800cc初年度となった07年、ドゥカティが新しい武器を手に入れる。それが、モトGPクラス2年目を迎えるヤングボーイ、ケーシー・ストーナーだ。ストーナーはホンダサテライトチームから06年にモトGPクラスにデビューするものの、まだまだ「一発の速さはあるものの、転倒の多いライダー」扱いしかされないライダーだった。06年にも決勝レース中に何度も転倒してみせ、ノーポイントレースを7回も演...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! DUCATI編。vol.2【2005-2006】
2005 DUCATI Desmosedici GP5:
ブリヂストンタイヤを武器に日本、マレーシアと2連勝
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2005年型でワークスチームではタイヤをブリヂストンにスイッチしてマシントータルでの戦闘力を向上。第12戦の日本グランプリで2年ぶりの勝利をポールtoウインで飾ると、続く第13戦のマレーシアでも連続ポールtoウイン。第14戦カタールGPでもポールポジションを獲得するなど、後半になるに連れてさらなるパフォーマンスアップを果たしている。
タイヤをミシュランからブリヂストンにスイッチし、ロリス・...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! DUCATI編。vol.1【2003-2004】
2003 DUCATI Desmosedici GP3:
ついにGP参戦を開始した最後の大物、ドゥカティ
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
ワールドグランプリに4ストロークマシンが出場OKとなった理由のひとつは、ドゥカティの参戦を実現させるためだった。スーパーバイクで常勝を誇るマニュファクチャーをGPにも参戦させ、より多くのコンペティターを揃えたい、というレース主催者側の思惑とファンの期待である。
そしてドゥカティもそれに応じ、モトGP元年の2002年にプロトタイプを発表。ドゥカティの代名詞であるスチールトレリスフレームに、スーパ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.5【2010-2011】
2010 SUZUKI GSV-R:タイヤに合わせた車体づくりに苦心
バーミューレンに替わってバウティスタが加入した10年シーズンは、引き続きワンメイクタイヤに車体を合わせこむ作業が続き、使用違いのフレームやスイングアームを次々と投入。バウティスタが2度、5位入賞を果たすが、2年連続で表彰台に乗ることが出来ず。11年は1台体制となる。
タイヤがブリヂストンのワンメイクになった事で、各メーカーが開発したマシンに合ったタイヤを供給してもらえた時代が終わる。そして、GSV-Rは、このワンメイクタイヤの特性からいちばん離れたところにあったという現実を突きつけられる。そして、タイヤに合わせた車体作...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.4【2008-2009】
2008 SUZUKI GSV-R:優勝経験あるカピロッシを起用
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
07年モデルXRG0の正常進化版としてデビューした08年型XRG1。ホプキンスに替わってカピロッシが加入したが、そのカピロッシもシーズン中盤に負傷し、バーミューレンともども3位1回ずつという結果に終わってしまう。
大幅にアップグレードされた三菱製のECUの搭載、そして2007年モデルよりも燃費が向上した2008年式GSV-Rエンジンを搭載したニューモデルは、より高いエンジンのパフォーマンスと使いやすさを実現する事に成功したはずだった...
ロレンス編集部
【コラム】ウィック代表オンレコ話Vol.001
みなさん初めまして。 縁あってこのLAWRENCE(ロレンス)で記事を書かせていただくことになりました、MotoGP公式DVDを制作発売している(株)ウィック・ビジュアル・ビューロウの増野(マシノ)です。2014年にはMotoTVという二輪総合テレビ番組も企画制作しておりましたので、BS放送でご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。ワイン・ガードナー、ケビン・シュワンツ、ウェイン・レイニー、ミック・ドゥーハン、平忠彦、阿部典史、坂田和人、青木三兄弟の軌跡を綴ったビデオ/DVD作品でもお目にかかっているかもしれませんね。 本コラムでは、MotoGPを始めとするさまざまなモータースポーツ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.3【2006-2007】
2006 SUZUKI GSV-R:ニューマチックバルブ投入
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
翌年の800cc化をにらんで、ライバルに先駆けてニューマチックバルブ実用化に成功したのが06年モデルのXRE4。エンジンのVバンク角を75度としてショートストローク化し、さらなる高回転化を可能にした。決勝レースでは、新加入のバーミューレンが、オーストラリアGPで2位表彰台を獲得した。
レギュレーション変更を見越し、990ccマシンの最後の年に、本来800ccエンジンを搭載するべきニューマシンを1年早く投入したSUZUKI。2006年モデ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.2【2004-2005】
2004 SUZUKI GSV-R:ブリヂストン タイヤを採用して コーナリング性能に磨き
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
GSV-R専用のブリヂストンタイヤを投入できたことで、コーナリングスピードの高さを武器にできたXRE2こと04年型モデル。シーズン途中からは爆発間隔を変更した新エンジンを投入し、ブラジルGPでは、ロバーツJr.がGSV-R初のポールポジションを獲得。しかし、決勝の成績はまだ思わしくなく、ランキングはホプキンス16位、ロバーツJrが18位。
マシンの性能を高める事はできていて、ポテンシャルも高い事は確実なのに...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.1【2002-2003】
2002 SUZUKI GSV-R:RGV-Γの車体に 4ストロークV4を搭載
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2002年からのモトGPスタートを前に、00年のWGP500チャンピオンであるスズキは、まず02年にRGV-Γで、4ストローク車は03年から参戦予定、と発表する。
しかし、開発が順調に進んだこと、4ストローク車の優位性が明らかだったことを理由に、予定を1年前倒しして02年開幕戦から4ストローク車GSV-Rを参戦させることになる。
マシンは評価の高かった2ストロークチャンピオンマシンのフレームに4ストロークV4エンジンを...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.6【2013-2014】
2013 YAMAHA YZR-M1 わずか4ポイントでV逸 立ちはだかったのはマルケス!
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
12年シーズンの後半戦、ペドロサの猛追を受け、定評あるコーナースピードの高さをそのままに、加速の向上をテーマとしたのが13年モデル。シーズン中盤までは順調にマルケス、ペドロサを渡り合っていたが、ロレンソがアッセンで負傷し、シーズン中盤に本調子で走れなくなってしまう。このスキに乗じたマルケスがポイントを伸ばし、4ポイント差で連覇達成ならず。
ロッシのYAMAHA復帰で前年の王者でもあるロレンソとのW表彰台、そ...