ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.5【2010-2011】
2010 SUZUKI GSV-R:タイヤに合わせた車体づくりに苦心
バーミューレンに替わってバウティスタが加入した10年シーズンは、引き続きワンメイクタイヤに車体を合わせこむ作業が続き、使用違いのフレームやスイングアームを次々と投入。バウティスタが2度、5位入賞を果たすが、2年連続で表彰台に乗ることが出来ず。11年は1台体制となる。
タイヤがブリヂストンのワンメイクになった事で、各メーカーが開発したマシンに合ったタイヤを供給してもらえた時代が終わる。そして、GSV-Rは、このワンメイクタイヤの特性からいちばん離れたところにあったという現実を突きつけられる。そして、タイヤに合わせた車体作...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.4【2008-2009】
2008 SUZUKI GSV-R:優勝経験あるカピロッシを起用
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
07年モデルXRG0の正常進化版としてデビューした08年型XRG1。ホプキンスに替わってカピロッシが加入したが、そのカピロッシもシーズン中盤に負傷し、バーミューレンともども3位1回ずつという結果に終わってしまう。
大幅にアップグレードされた三菱製のECUの搭載、そして2007年モデルよりも燃費が向上した2008年式GSV-Rエンジンを搭載したニューモデルは、より高いエンジンのパフォーマンスと使いやすさを実現する事に成功したはずだった...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.3【2006-2007】
2006 SUZUKI GSV-R:ニューマチックバルブ投入
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
翌年の800cc化をにらんで、ライバルに先駆けてニューマチックバルブ実用化に成功したのが06年モデルのXRE4。エンジンのVバンク角を75度としてショートストローク化し、さらなる高回転化を可能にした。決勝レースでは、新加入のバーミューレンが、オーストラリアGPで2位表彰台を獲得した。
レギュレーション変更を見越し、990ccマシンの最後の年に、本来800ccエンジンを搭載するべきニューマシンを1年早く投入したSUZUKI。2006年モデ...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! SUZUKI編。vol.2【2004-2005】
2004 SUZUKI GSV-R:ブリヂストン タイヤを採用して コーナリング性能に磨き
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
GSV-R専用のブリヂストンタイヤを投入できたことで、コーナリングスピードの高さを武器にできたXRE2こと04年型モデル。シーズン途中からは爆発間隔を変更した新エンジンを投入し、ブラジルGPでは、ロバーツJr.がGSV-R初のポールポジションを獲得。しかし、決勝の成績はまだ思わしくなく、ランキングはホプキンス16位、ロバーツJrが18位。
マシンの性能を高める事はできていて、ポテンシャルも高い事は確実なのに...