ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 左回り専門の神様は細部に(も)宿ってる? 普通はそこそこ張れてりゃ良さそうなチェーンとアジャスターの話。
燃料の爆発力から大地を蹴る運動エネルギーを生み出すために、エンジンとリアタイヤとをつなぐ "ドライブチェーン" 。今の世の大半のモーターサイクルが採用する珍しくもない駆動方式ですが、それを取り巻く各ディテールや整備・調整ノウハウにも、ダートトラックならではの (偏り気味の?趣き深い?) 工夫があります。知らない方には目から鱗、日々乗る方には再確認、カスタム畑にもアイディアの種?というわけで本日は、オーバルトラックでのチェーンにまつわるアレコレをご紹介。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 最古にして現役!TTトラックは"平らなMX"に非ず。600cc時代の元王子様が明かす"ピオリア"攻略法!
1,600mくらいの競馬場で競う "マイルレース" 、そのおよそ半分の "ハーフマイル" 、それらより小さなものをひとまとめに呼称した "ショートトラック" というざっくり距離 (大きさ) 別のオーバルトラック3タイプ、いずれかが主戦場となる左回り基調のダートトラック / フラットトラックレース。実はそれらに加え例外的に、前ブレーキを装着し、左回りオーバルにジャンプと右コーナーが最低1つずつ追加される "TTレース" という形態があります。本日は競技の本場アメリカで、最も歴史ある常設TTトラックに注目し、このスペシャルステージを得意とした名選手の走りで研究しましょう!
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] "ケンタッキーキッド"襲名以前、"超新星"とか"Mr.ダート"と呼ばれたNH69の映像が見たい!の声に応えて!
今日からちょうど2年半前、不慮の事故でこの世を去ったニッキー・ヘイデンが、純アメリカンスタイルのプロフェッショナル・ダートトラックレース出身で、やがて世界的ロードレーサーの階段をてっぺんまで登っていったことは一応広く知られていますが、10代後半くらいのまさに駆け出し期、そのダートオーバルでのライディングが正味どんなものだったかを、映像で実際目にした方はあまり多くないかもしれません。本日は当時のレース中継から印象的な数戦をピックアップ、錚々たるベテランレーサーたちに果敢に挑む、若くエネルギーに満ち溢れていた彼の才能に迫ってみましょう!
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 本場アメリカ・超一流ライダーのガチンコライディング映像から、貴方は宿題を得ることができるでしょうか?
今や地球の裏側でのマイナースポーツも、スマートフォンひとつあればリアルタイムで "ながら視聴" できる便利な時代にはなりましたが、日々SNSや動画サイトから吐きだされる際限なき情報の海の中、真に目を凝らすべきシンプルな "勘どころ" が埋もれ、ますます見えにくくなっていることもまた事実です。個人のライディングテクニック = 巧く速く走る技術・・・は乗車時間を淡々と重ねる中で誰しも向上しますが、レース = 他者との果し合いに打ち勝つ "強いライダー" になれるか否かは、厄介なことに全く別の話です。世に "ダートトラック名動画" は星の数ほどあれ、本日ご紹介する2編は、もしかすると貴方が "...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 地域に根ざすローカルトラックこそ全ての始まりだけど・・・一拠点集中型ライダーの孕む最大の弱点とは?
より巧く!より速く!誰より強いダートトラックライダーに俺はなる!とかは一切全然望まない、超マイペースかつある種ストイック ( = 禁欲的 ≒ てことは無目的?) あるいはパリピ系ハッピーライドな御仁はさておき、毎ターン刻々とその表情を変えるレーストラックそのものの攻略と、手を替え品を替え追撃してくる手強いライバルたちとの戦い、つまりライダー自身を取り巻く全ての環境に打ち勝つためには、練習方法・テクニックの追求・セットアップの経験値、そのどれか一つでも他人並の平均点では不十分です。走りの引き出しは多ければ多いほど良い。今日は様々な視点から、あなたがいつも同じトラックのみを走るべきでない =...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] あちらの皆さんアゲアゲ系?目線の高さにマシンを据える"机上の〇〇型"メンテナンス・スタイルを考える!
珍しい広告写真を紹介しましょう。大の男4人がキャッキャしながらバイクを押し上げるこちらの日曜大工的木製モーターサイクル・ワークベンチ(整備作業台)、1968年に発売されアメリカ全土のプライベートガレージを席巻したアイテムだそうですが、その仕掛け人は左端のレイさんと右端のニールさん。本場のダートトラックレースシーンに"フレームはビルドするもの"という概念をもたらした彼らの強力な活動資金源となり、現代にもつながる"机上整備スタイル"の走りとなったこの作業台をきっかけに、今日は我が国とあちらのメンテナンス・スタイルの違いをご紹介したいと思います!
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 金曜日の使者よりの"お詫びと訂正"? いや、後ブレーキ"使ったらダメ絶対"だなんて先生言ってないですよ?
ダートトラックライディングの基本原理はスライディングブレーキ走法 = 後輪の物理ブレーキを使わずして車速を落としつつ、ターン出口を目がけてマシンをいち早く旋回させる・・・のが "はじまりの第一歩" だと、こちらのコラムでは度々ご紹介しています。がしかし! だからってこの競技の取り組み全般で、一切ブレーキ使うべからず! なんてこと、実は筆者は一度も言ってませんからね。今回はマニュアル社会の申し子で、応用とか融通の効かない "従順な教えて君" ? な皆さんに、明日から早速取り組みたい "その先の二歩目" を改めて考えていただくことにしましょう。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 小スクープ!? ネット配信時代のダートトラックスペックタイヤは"地球に優しく"こんなパターンに進化する?
ダートトラック専用のレーシングタイヤには、長年にわたる全米プロ選手権唯一のスペックタイヤ・US DUNLOP DT3 (先代は旧グッドイヤー / DUNLOP製 EAGLE DT2)をはじめ、各メイカーが製造する数種類のモデルがありますが、ここに来て次世代モデル "DT4" の開発が進められている事が明らかになりました。本場トップカテゴリーがAMA PROシリーズからAFT: アメリカンフラットトラックへ名称と体裁を変え、今まさに一大変革期のただ中にある今日この頃、NEWタイヤのコンセプトは時代にマッチした新たなスタンダードとなるのでしょうか?