ロレンス編集部
【1/100の映画評】やっぱり何度見ても意味がわからないけどカッコよすぎる『ランブル・フィッシュ』
フランシスコ・コッポラ監督が描く、バッドボーイとモーターサイクルの青春ストーリー。不良少年ラスティ・ジェームズには、モーターサイクルボーイという異名をとるとびきりクールな兄貴がいたが、彼はなぜか失踪して行方をくらませていた。なぜ自分を置いて姿を消したのか、理由がわからず苛立つラスティ。 そんなラスティは対立する不良グループとの抗争に応じるが、その最中にモーターサイクルボーイが戻ってくる。しかし、尊敬する兄貴はなぜか昔の面影はなく、喧嘩や諍いを嫌い避けるようになっていた。彼が関心を持つのは水槽の中のランブルフィッシュ(闘魚)だけだった・・・。
ロレンス編集部
【1/100の映画評】頑固で厳格な父親に反目し続けてきた息子が、父親の危機に立ち上がる『ジャッジ 裁かれる判事』
絶縁状態の父にかけられた殺人嫌疑にとまどう敏腕弁護士
正義の判事であり地元の名士である父親を持つハンク(ロバート・ダウニー・Jr.)。彼は金持ち相手の依頼しか受けない、辣腕弁護士だが、人生観が違う父親とは長らく絶縁状態にあった。
2度と会いたくないと思っていたハンクだが、母親の突然死でやむなく実家に戻ると、そこに大きな事件が起きる。判事である父ジョセフにひき逃げによる殺人の嫌疑がかかり、保安官に連行されたのだ。被害者は判事である父が有罪にして、20年の刑期を終えて出てきたばかりの元殺人犯の男。しかも父の車から、男の血痕が見つかってしまう。動機も証拠もある、これでは有罪にされてしまう可能性...
ロレンス編集部
30歳を前に日常を振り捨ててゆきずりの女との逃避行をした、男の”気分”とは - 『BLUE HEART ROCKET BOY ON RED ROSE SPEEDWAY』(モーターマガジン社 / RIDERより)
予告なく訪れたきっかけを手にして日常を捨ててしまった男女
忘年会シーズンもそろそろ終り。クリスマスも過ぎ、酒や煙草の匂いに辟易している方も多いのではないか?
年末の東京は、タクシーを停めるのに一苦労する混雑ぶりだが、正月になれば一気に車は減り、澄み切った青空と、冷えて凛とした空気を味わうことができるだろう。
今回ご紹介するのは、東本昌平先生の短編集『RIDER』(モーターマガジン社)の一編。「BLUE HEART ROCKET BOY ON RED ROSE SPEEDWAY」だ。
主人公奥田吾郎は29歳のサラリーマンなのだが、宴席の”オヤジたち”がもたらす空気の中で、我慢するでもなく同...
ロレンス編集部
ハルモトの原点”HONDA CB750FOUR”への愛が詰まったイラストレーションワークス『CB式機』- RIDE1より
CBと聞いて、今のわたしがパッと思い浮かぶのは、やはり・・・"教習車"(笑)。
ロレンス読者様はご存じの方もいらっしゃるかな・・というよりも、知っていてもらえるととても嬉しいのですが、わたしはここ半年二輪免許取得のために 日の丸自動車学校に通っており 、学校での実車がCB(もちろん400cc)だからであります。
もはや愛車のような存在であるCB。入校初期には、バイクの車体って、ヨンヒャクでさえこんなに重いのか、ギアの上下や走行速度でこんなにも音が違うのか、ととても驚いたことを鮮明に覚えています。
そんなCBの原点であるCB750FOURが、発売開始されたのは1969年。50年近く経った現...