ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.4【2009-2010】
2009 YAMAHA YZR-M1:
チャンピオンシップ争いは ロッシvsロレンソの同門対決に
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
車体ディメンジョンやエンジンマネジメント機構を改良した2009年型。ホィールベースを延長、 ライダーのポジション変更による前後重量バランスを最適化し、フレーム剛性バランスの見直しにより、制動・旋回時の安定性を高めている。エンジンは燃圧の向上、燃焼状況の最適化、フリクションロス低減、冷却効率性の向上などにより、出力・トルクの向上と耐久性を大幅に向上させている。
2009年のM1はチャンピオンマシンである...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP! 歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう! YAMAHA編。vol.3【2007-2008】
2007 YAMAHA YZR-M1 :
軽量コンパクトをコンセプトにラップタイムは前年と同レベルに引き上げ
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
排気量800cc、燃料タンク容量の縮小というレギュレーション変更に対応した2007年型のM1。出力、速度低下を補うため、新設計されたエンジンは大幅な軽量・コンパクト化を実現している。 エンジンマネジメントシステムのさらなる最適化などで最終仕様で出力4%、回転数1000rpm、 燃費は3%向上。車体バランスの見直しや新型カウルの導入でラップタイムは前年と同レベルに。
990㏄から800㏄に変...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!YAMAHA編。vol.2【2005-2006】
2005 YAMAHA YZR-M1:
フルモデルチェンジした05型は熟成ではなくすべてにおいて完成型
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2004年の初タイトルのあと、2005年に向けて前向きの課題を明確 にしていたヤマハ開発陣。より高い次元でのハンドリング性能と安定感の両立、加速性能とトップパワー、そして燃費の向上、雨や強風などの悪条件下での性能維持などだ。結果としてフルモデルチェンジされた2005年型のM1は、不等間隔爆発の4バルブヘッドの基本はそのままに、ショートストローク化による高回転化とフリクション・回転ロスを軽減するた...
ロレンス編集部
2002年に開幕したMotoGP!歴代マシンGPマシン遍歴を辿ってみよう!YAMAHA編。vol.1【2002-2004】
2002 YAMAHA YZR-M1:M1=Mission 1st! 960cc+キャブレターでスタート
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)
2002年のモトGP元年に向け、ヤマハが作り上げたのは、990ccの強大なパワーをきちんとコントロール出来る、きちんと扱いやすいレーシングマシンだった。並列4気筒エンジンを、2ストローク500ccマシンYZR500用のフレームをベースとした車体に搭載するという、オーソドックスな開発手法である。
そのため、990ccのフルサイズ/フルパワーでは容易にタイヤグリップの限界を超え、ライダーもコントロ...
ロレンス編集部
【TZR250】僕らが失ってしまったこの素晴らしき乗り物ーRIDE57より
排ガス規制だの騒音規制だの、オトナの事情で私たちは大事なものを失ってしまった。2ストロークエンジン、そしてレーサーレプリカという名のライトウェイト・スーパースポーツ。
誰にでも乗れる、とは言わない。扱いやすい、ではやや誤解がある。
けれどオートバイを乗りこなす快感、オートバイという乗り物の無限の可能性を味わうことがこの魅惑のカテゴリーに、たくさん詰まっていたのも事実なのだ。
今回は、『RIDE57』でピックアップされた YAMAHA TZR250 を中心に2ストの魅力を表現した、中村浩史さんの文を、一部抜粋してご紹介する。
最高速度なんかいらない。新世代のコーナリングマシン。(文・中村浩...