ロレンス編集部
時代を先取りした、栄光なきマスターピース YAMAHA SDR - 『BLUE HEART ROCKET BOY ON RED ROSE SPEEDWAY』@『RIDE 16-17』
以前、酒席を抜け出し、その場にいたホステスとともに唐突に日常をドロップアウトしてしまった男の話を紹介した。RIDE 16-17に掲載されている『B.O.R.(BLUE HEART ROCKET BOY ON RED ROSE SPEEDWAY)』という作品である。
©東本昌平先生/モーターマガジン社
30歳を前に日常を振り捨ててゆきずりの女との逃避行をした、男の”気分”とは - 『BLUE HEART ROCKET BOY ON RED ROSE SPEEDWAY』(モーターマガジン社 / RIDERより) - LAWRENCE(ロレンス) - Motorcycle x Cars + α...
ロレンス編集部
トーマスの【カネがあったら炎の剣】初代ファイヤーブレード 1992 HONDA CBR900RR FIRE BLADE @「RIDE 16」
©東本昌平先生/モーターマガジン社
すべてのスーパースポーツの源流となった900RR
わずか185Kgという軽量ボディに900ccの心臓を持つスポーツバイク。
いまでは当たり前のスーパースポーツの文法を作り上げた一台こそ、このHONDA CBR900RR。つまりファイアーブレード、です。
カワサキ ZX-9Rや YAMAHA YZF-R1、SUZUKI GSX-R1000などのスーパースポーツ誕生に大きく影響したと言われる名車。実に 欲しい一台 ですね。
1980年代半ばから国内の250、400クラスで始まったレーサーレプリカブームは、750、そしてリッタークラスにも飛び火し、アルミフレ...
ロレンス編集部
トーマスの【カネがあったら攻めたい!】HONDA”ハチハチ”NSR250R -『RIDE 16』Vol.02
真打ちは、遅れてやって来た。ハチハチこと88年型NSR250R
87年の終わり頃、ホンダは他のライバル車たちを一気に引き離すために、デビュー1年あまりのNSR250Rをフルモデルチェンジ。それが「ハチハチ」のNSR(MC18)だった。市販二輪車としては世界初のコンピュータ制御によるPGMキャブレターを採用。さらにPGM-CDI点火システムや可変排気孔バルブシステム(RCバルブ-2)、オイルポンプなど、吸気から点火・排気にいたるまで総合的にコンピュータ制御するという画期的な2ストロークエンジン。 - RIDE 16
ハチハチ。
サーキットでもストリートでもライバル車をまったく寄せ付けなかっ...
ロレンス編集部
アグレッシブで陽気な天才。浮谷東次郎の人生@『RIDE 14』
1960年代に活躍したレーシング・ドライバー浮谷東次郎をご存じだろうか? 裕福な家庭に生まれた彼は、勉強をしたければ誰でも入学できる大学を設立するという夢を持ち、その資金を稼ぐためにレーサーになったと言われている。類い稀なセンスと才能を持つ彼は、瞬く間に日本のトップレーサーに成長するも、1965年8月20日に わずか23歳の若さで悲運の死を遂げた。 東次郎のレーサーとしてのキャリアは2年ほどにすぎない。だから彼のレーサーとしての資質は完全に証明されたわけではなかった。しかし、少年時代から始まる彼のアグレッシブな生き方と実行力は、その死を乗り越え、多くのレースファンや後進に勇気を与え続...
ロレンス編集部
6000回転から始まる蠱惑のサウンド。VMAXと祭りに魅せられて。- 「The Boosters」@『RIDE14』Vol.01
夏祭りの時期には、若者たちが故郷に舞い戻ってくる。
その中にはでかいバイクで走り回る騒々しくて”有名な”双子イサオとイサムの姿も。二人はそれぞれ黒と白のつなぎに、黒と白のYAMAHA VMAXを愛車としていた。
仲が悪いわけでもなく、互いに真似し合っているわけでもない。
たまたま好きなバイクが同じなだけ。
走る理由も必要ない。ただ二人で張り合って走ることが楽しいだけ。
それは真夏の祭りのエネルギーに似て、ただVmaxのVブーストを利かせて駆け抜けたいだけなのだ。
夏になれば故郷に戻る。祭りの狂騒に身を委ねているだけで若者は時間を忘れる。
VMAXにまたがればスピードに没入する。Vブースト...