ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] ちょっと特殊な"ニッポンの事情"にマッチした、いまからでも5台+で競える"標準的レース用車両"を考える!
春はあけぼの!筆者ハヤシは件の蔓延防止の観点から?所用があれば数ヶ月に一度くらいレーストラックにチラっと出向くかなーどうかなー?の禁欲気味な生活スタイルを続けていますが (ウソです。実際は育児でやたら忙しいだけです) 、例年シーズン初めのこの時期になると俄然問い合わせが多くなるのは新たなダートトラック挑戦者の買い求めるべきマシンについて。日本で古くからこのスポーツに親しむための名車とされてきたアレとかアレは、そろそろタマ数もぐーんと減って、めっきり見つけにくくなっているようですね。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] AFTもお手本にする?"NASCARマーケティング"、50年ぶりの最高峰ダートトラック戦にその真骨頂を見た!
我が国では2輪= モーターサイクルで土の上のオーバルコースを走るスポーツそのものを "ダートトラック" と呼ぶのが一般的ですが、本場アメリカでのその正式な呼び名は "フラットトラック" です。走るのが馬でも2輪でも3輪でも4輪でも、使用する周回コース = トラックが平坦な土系舗装 = ダートであれば、その競技場が "ダートトラック" 。先週末開催された全米最大の4輪トラックレース競技 "NASCAR" 第10戦ブリストル・ショートトラックは、実に半世紀ぶり?と言われる "ダートトラック" を復活させた歴史的一戦となりました!※本日は "4輪オーバルレーシング" のお話です。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] あれから早10年〜想ひ出の400m = 常設1/4マイルトラックの"致命的弱点"をもういっぺん曝け出してみる〜。
東日本大震災から10年の時を刻んだ今年3月。思い返せば、日本で長年ダートトラックに親しむ人々にとって、あの春は "もうひとつの大きな転換点" でした。この年に至るまでの10数年間、我が国ダートトラックレースシーンの、おそらくは中心地であった、栃木県・ツインリンクもてぎ内、まさに "TWINのRING" として常設された、400m + 200mのふたつの美しいオーバルトラックが、2011シーズン終了をもって閉鎖・廃止となることが、決定事項としてライダーたちに伝えられたのです。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 写真や動画じゃ響いてこない?不世出の超一流選手が残した "伝説の一戦" の数字は我々になにかを語るのか?
"圧倒的に不利な条件をはねのけ、完膚なきまでに相手を打ち負かし勝利をモノにする" ・・・スポーツに限らず誰しもきっと一度は夢想する、劇的なシーン。こんなイメージを地で行って、20年近く経った今も語り継がれる "伝説の一戦" での活躍を、アメリカン・プロダートトラック史に残した選手がいます。2002年夏のイリノイ州ピオリア。全米選手権伝統の地での54回目のTT戦決勝、最後列最後尾18番手からスタートした21歳のニコラス・パトリック・ヘイデンは、25周の間に17人全員を抜き去るという、観衆のド肝を抜くパフォーマンスでトップチェッカーを受けて優勝したのです。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] もっと知りたい!安く軽く力強く作れた黄金時代の庶民の味方?空冷2ストローク・ショートトラッカーの話。
1970年代から80年代初頭まで、本場アメリカのプロ・ショートトラック戦、あるいはアマチュアレーサー向けのダートトラックマシンといえば、軽量ハイパワーで構造がシンプル・比較的安価でチューニングの方向性も定めやすい "空冷2ストローク250cc" が最良の選択肢でした。完成車ブルタコ・アストロや、ヤマハYZ250エンジンはその筆頭ですが、調べを進めると、数年後に名車RS500D / 600D をこの舞台へ送り込むホンダも、他社と同様にメイカー主導でのエンジンチューニングや、2ストローク・ショートトラッカーのコンプリート車両販売を模索していたことがわかってきました。