先日、レプリカ・ブーム時代のお話をからめてホンダのNSR250Rについてご紹介しました。

同じ時代ですが、今回の主役はスズキ、そして500ccのアイツです。

画像: ©モーターマガジン社

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そう! RG500Γ(ガンマ) です。
写真のガンマは、85年9月にデビューしたウォルター・ウルフカラー仕様。当時、全日本GP500ccで活躍していた水谷勝選手のRG-Γと同名のスポンサーカラーです。ちなみに、ウォルター・ウルフとは、カナダの石油王でF1チーム(Walter Wolf Racing)のオーナーの名前で、国内二輪メーカーではスズキが唯一カラーリングブランドとして採用していました。

正当なる継承者

80年代、ロードレースブームに乗り、「レプリカ」と呼ばれるマシンが続々と誕生しました。やがてその期待値はピークに達し、ついにロードレース最高峰のWGP500マシンがターゲットとなりました。
口火を切ったのはヤマハ。YZR500レプリカ「RZV500R」を84年に発売しました。そのエンジンは、水冷V型4気筒。YZRの面影を色濃く持ちながら、吸・排気形式、シャシーディメンジョンなどは類似はしていても、細部においては独自に公道用としての配慮がなされていました。

一方スズキが「RG500Γ」を発売したのは翌85年。こちらは、まさにRG-Γの「フル・コピー」でした。
エンジンは、レーサーΓと同じレイアウトの「スクエア4」。排気量はもとより、ボア×ストロークまで同じ。クランクケースはレーサーと同設計で、カセット式ミッションが組み込まれました。吸気には「ロータリーディスクバルブ」を採用し、排気デバイスにはSAEC…まさに「とことん」でした。
車体についても、まず得意分野である車体の軽量化にもぬかりなく、乾燥重量は156kg。とどめはホイールベースまでレーサーと同じにしていたといいますから、畏れ入ります…

そんなガンマに魅了された男

モーターサイクルムックマガジン『RIDE6』には、「Dizzy Gamma」という東本昌平先生の漫画作品が収録されています。

登場する主人公は、ガンマに夢中。
たとえ右手がしびれても、アクセル全開でガンマに酔いしれながら彼は言います。

200キロを超しているのに
静寂の中
自分の呼吸しか聞こえない

そこはもう、彼とマシン二人だけの世界。
いくら修理費がかさんでも、うまくいうことを聞いてくれなくても、彼にとってはこの上なく大切な、唯一無二の存在なのです。

画像1: ©東本先生/モーターマガジン社

©東本先生/モーターマガジン社

画像2: ©東本先生/モーターマガジン社

©東本先生/モーターマガジン社

彼は一生ガンマとともに生きていくのでしょう。
「Dizzy Gamma」と題された通り、くらくらと、めまいがするようなスピードで。

画像3: ©東本先生/モーターマガジン社

©東本先生/モーターマガジン社

あなたのパートナーはどんなマシンですか?

こちらの作品では、主人公の並々ならぬバイクへの思いを感じることができます。そして、今にもそのエンジン音が響いてくるかのような臨場感に包まれます。バイク好きであれば、何度も読み返したくなるはず。

あなたも『RIDE6』で、一緒に"疾走"してみませんか?

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