ロレンス編集部
デパートでクルマを売るテスラ
テスラモーターズがまたまた驚かせてくれた。阪急メンズ東京に「テスラ デザインスタジオ」をオープンしたのだ。わかりやすく言うと“デパートの中にクルマの販売店を作った”わけで、これは画期的なことと言っていいだろう。テスラによると「テスラ デザインスタジオでは車の購入を検討する際、車販売店へ行くという従来の方法から、百貨店というショッピング空間で車をデザインしたり、試乗したりしながら車の最先端技術を体験するという新しい購入スタイルを提案します」とのことだ。また、ここではプロダクトスペシャリストが電気自動車の仕組みや充電方法、補助金や税制、購入後のランニングコストなどについて説明してくれるそうだ...
ロレンス編集部
BMW X4 M40i vs ポルシェ マカン ターボ対決試乗
トップレベルのエンジンで味わう新たなパフォーマンス
BMWとポルシェという、ともにハイレベルの動力性能と 走る楽しさを身上とするブランドが送り出すスポーツモデル。コンパクトSUVでその魅力がどう実現されたのかを試した。(文:石川芳雄/写真:永元秀和)
X4はBMWのラインナップの中では、コンパクトSUVに分類されるX3と基本骨格を共有し、フォルムをクーペ風に仕立て上げたモデルである。そしてマカンは、カイエンの弟分として企画され、同じグループのアウディQ5と基本骨格を共有する、ポルシェのラインナップにおいては小型と考えていいコンパクトSUVに属するモデルだ。
コンパクトと言ってもどちらも...
ロレンス編集部
テスラ モデルXの不思議
9月12日に日本でも発表になったモデルXは搭載バッテリー容量などの違いによって、5つの仕様が用意されている。具体的には「60D、75D、90D、P90D、P100D」の5つで、数字はバッテリー容量(kWh)を示している。
ところが実はモデルXのハードは2種類しかない。60Dと75Dは同じ、90DとP90DそしてP100Dの3つは同じなのだ。
これはいったいどういうことかと言うと、60Dは75Dと同じ基本性能を持っていながら、ソフトでその能力を“60”に抑えているのだ。90DもP90Dも同様でハードはP100Dと同じである。
なぜなのか。なるべく作る種類を少なくして生産効率を上げるというの...
ロレンス編集部
メルセデスベンツEクラスワゴン試乗
メルセデスベンツEクラス ステーションワゴンの国際試乗会に行ってきました。新2ℓディーゼルエンジン搭載のE220dとAMG E43に乗りましたが、どちらにも共通して言えるのは非常に懐が深いということです。
そして、E220dは日本の交通環境を考えると同クラスのベストな選択と言えそうですし、AMG E43はコンフォート性もかなり高いことにびっくりです。
詳細はMotor Magazine11月号(10月1日発売)にてお伝えしますので楽しみにしていてください。なお、この動画で前方を走っているのはE220dです。
モーターマガジン社 / Motor Magazine 2016年10月号
ロレンス編集部
進化するBMWのeDriveモデル
BMWのエンジニアは言う。「今後10年でクルマは過去50年で経験した以上の変化をする」と。それはクルマそのものについてのハード面、ソフト面、クルマ周辺の物事についてなど様々な領域に関して言えることだろう。具体的にはどういうことなのか。今回、“BMWイノベーションデイ2016”に参加していくつかのプレゼンテーションを受け、さらに2台の最新モデルを試乗することで、その一端を知ることができたので報告をしたい。(文:荒川雅之/写真:BMWジャパン)
まず“iパフォーマンス”戦略についてだ。そもそもこの技術的進展は2000年の“エフィシエントダイナミクス”に始まる。この次の段階が08年の“アクティ...
ロレンス編集部
最強のポルシェマカン、440ps仕様が登場!
9月1日、ポルシェAGはコンパクトSUV、マカンに440psエンジンを搭載する最強バージョンを投入すると発表した。それは「マカン ターボ パフォーマンス パッケージ」と言い、エンジンはマカン ターボの最高出力400psから440psへ強化、最大トルクは550Nmから660Nmへ向上している。その結果、0→100km/h加速は0.2秒短縮して4.4秒となり、911カレラ並みの動力性能となった。
また、パワーアップにともなって、ブレーキも強化、マカン ターボより30mm大きな390mm径のブレーキディスクと6ポットのブレーキキャリパーが装備された。さらにターボエクステリアパッケージなどの専用...
ロレンス編集部
アストンマーティンDB11が日本初公開に!
アストンマーティンDB11が日本初公開された。これは3月のジュネーブオートサロンで発表されたもので、2013年に創立100周年を迎えたアストンマーティンの「セカンド・センチュリー・プラン」の下で発表された初のニューモデルだ。
ひと目でアストンマーティンとわかる優美なボディには自社開発の5.2ℓV12DOHCツインターボエンジンが収められている。最高出力は608ps、最大トルクは700Nmを誇り、0→100km/h加速は3.9秒、最高速は322km/hに達する。
その美しいスタイリングとともにインテリアにも注目したい。高価な素材をクラフツマンシップにより巧みにアレンジ、スポーティ性とラグジ...
ロレンス編集部
BMW118d/320d 国内試乗
さらに満足できる新世代ディーゼルを搭載
今年の5月、BMWは魅力的なモデルのラインナップ追加と刷新を発表した。最新シリーズのクリーンディーゼルエンジンを搭載した118d、そして320dである。どちらも注目される存在だが、とりわけ1シリーズ初登場となるディーゼルモデルへの興味が大きい。果たして、両モデルの印象はその期待を裏切らないものであった。(文:河村康彦/写真:永元秀和)
メルセデスベンツと共に、プレミアムブランドの世界をけん引し続けるBMW。このメーカーの発祥の歴史が「やっぱり“エンジン屋”にあるんだな……」と感じさせられる要因のひとつには、このブランドから放たれる様々なエンジンがリ...
ロレンス編集部
メルセデスベンツGLCクーペ海外試乗
その優れた力量が成せる業、と表現したくなる豊富なモデルラインナップ。メルセデスベンツはいま、ほぼすべてのジャンルで実に積極的な車種展開を行っている。驚かされるのは押し並べて完成度が高いことで、最新のGLCクーペもそれは同様だった。(文:竹花寿実/写真:Kimura Office)
マーケットの動きを見据えて投入、ヒットが約束されたモデル
近年のメルセデスベンツのラインナップ拡大の動きには、目を見張るものがある。メインストリームであるS/E/Cクラスの各セダン系モデルには、ステーションワゴン(Sクラス以外)だけでなくクーペとカブリオレを用意し、コンパクトクラスにも4ドアクーペのCLAを設定...
ロレンス編集部
新時代のフォルクスワーゲンが見える
デザインからコネクティビティまで、これが未来のフォルクスワーゲン
北京モーターショーで発表された「Tプライム コンセプト GTE」は、デザイン、HMI、そしてコネクティビティなど次期トゥアレグの方向性を示すモデルであり、そこにはフォルクスワーゲンの未来が見えるとも言える。開発者にスタジオで詳しく説明を受けたので、その紹介をしよう。(文:木村好宏/写真:Kimura Office、Volkswgen AG)
これまで何度となく様々な機会で報告してきたが、日本市場と比べると世界各国ではSUVの人気が著しく上昇していて、昨年の欧州での販売台数は398万台に達している。これはベストセリングである...
ロレンス編集部
ジャガーFペース国内試乗
“さすが”と思わせる走りを堪能
これまでの常識から言えば、ジャガーに「SUVとディーゼル」というのは“なし”である。しかし、驚くなかれ、この組み合わせは実にジャガーらしい仕上がりを見せていたのだった。(文:渡辺敏史/写真:永元秀和)
かつては色や形状の流行には周期があると言われていたクルマの世界も、今や嗜好は平滑化し、型にはまった模範解答は見当たらない。
そんな中、強いてこれを押さえておけば間違いないと思わしき売れ筋といえばSUVということになる。かつてはスタイリッシュなパーソナルクーペが持て囃され、趣味性と日常性を兼ね備えるステーションワゴンが大人気となった。いずれも充実したライフスタ...