ロレンス編集部
己の能力の全てを賭けて目的に執着する若者の激しい青春『野獣死すべし』(大薮春彦 作・角川文庫)
大薮春彦の処女作であり、日本のハードボイルドの金字塔『野獣死すべし』(角川文庫 1979 ISBN:4334723489)を知っているだろうか。
ロレンスの読者の皆様なら、『汚れた英雄』の作者といえば、ピンと来るだろう。大薮春彦は基本的に銃と暴力と車(もしくはスピード)を題材とした、ハードボイルド小説の第一人者だった。
クライムサスペンスの傑作
『野獣死すべし』の主人公の伊達邦彦は、大学院で英文学を専攻する青年だ。見た目は非常に秀麗で、爽やかな美貌の持ち主で、鍛え抜かれた強靭な肉体を洗練された物腰と洒落た服装で隠している。
彼はその見かけと裏腹に、荒廃した憎悪に満ちた精神をその体に宿して...
ロレンス編集部
なんじゃこりゃ〜! 脅威の48気筒!!!!
世界ロードレースグランプリの歴史上、最もシリンダー数が多いモデルはモトグッチV型8気筒であることは、こちらの記事でお伝えしました。モータースポーツで気筒数を制限するのは、大雑把にご説明すると多気筒化したほうが高回転化に有利だからです。ゆえにレギュレーションで性能を制限したり、開発費を抑制するために気筒数制限をするわけです。
もうほとんどビョーキ by 山本カントク
レースに使わなければ、気筒数の制限はないわけですから、何気筒のモーターサイクルを作ってもそれは自由です。でも現実的な問題として、車体サイズ・運動性・販売価格などの要素を考えると6気筒が丁度いい最大数って感じですね。ボスホスみた...