ロレンス編集部
【取材】ソーシャルとWebを使いこなして世界に発信。ハーレーカスタムの『BAD LAND』 - 後編
川崎のハーレー専門カスタムビルダー BAD LANDにお邪魔した。
前回はオフィスと工場をみせていただいた模様をレポートしたが、倉庫と、そのなかに設置された撮影スタジオもお見せいただいたので、レポートを続ける。
前編をお読みになっていない方はこちらからどうぞ。
倉庫の中で世に出る日々を待っている工芸品のようなマシンたち
本社から車で数分の場所に、倉庫はあった。
ドアを開け、中に入ると、オートバイ好きにはたまらない空間が広がっていた。ざっと数十台のハーレーが所狭しと並び、自分たちの順番を待っていたのである。
(なぜか車検を引き受けたというKAWASAKI ZIもあった。足回りや排気系だけで...
ロレンス編集部
【取材】ソーシャルとWebを使いこなして世界に発信。ハーレーカスタムの『BAD LAND』 - 前編
BAD LAND:川崎に拠点を持つハーレーダビッドソン専門のカスタムビルダー。
ロレンスで紹介している世界のカスタムビルダーたちには、自社の製品として自らベース車両を仕入れてコンプリートカスタムバイクとして販売するショップが多いが(ハーレーで言えば、日本ではロードホッパーが有名だ)、BAD LANDは顧客が持ち込んだ車両のカスタムに専念している。既に3年分のバックオーダーを抱えており(2015年7月現在)、非常にビジネスは好調だという。
カスタムの平均費用は500万円を超える。だから顧客はコアなハーレーファンであり、40代以上の比較的裕福な層が多くなる。マシンはどのモデルに執着する、とい...
ロレンス編集部
【第42回東京モーターサイクルショー私的レポート(2)】BMWと日本のクリエイターの最強コラボレーションに驚愕。
BMWのオートバイに対する世間一般的な印象は、やはり裕福な医者か弁護士あたりが乗っていそうなラグジュアリーなツアラー、という感じなのではないか。もしくは、中高年が安全性と快適性を両立させた、二輪を乗ることにおけるリスクを極力排した大人のモーターサイクル。
その印象は事実BMWが狙うところだろうと思う。二輪の危うさを感じさせることや、過激な走りへの誘いは、より大きな市場を狙っていくうえでは百害あって一利なしだからだ。
だから、ハーレーやカワサキなどが湛える不良の匂いとは、BMWは別世界であっていいし、ドゥカティやアグスタのようなスロットルを全開にしろよといいたげなラテンの挑発とは無縁であっ...