ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 強すぎインディアン(ズ)に魔の手が迫る?新ルール & 第三のクラス誕生でどうなる来期のAFT・全米選手権!
インディアンモーターサイクルのダートトラックレース専用コンプリートマシンFTR750がデビューした2016シーズン最終戦以来、全米プロ選手権は先日終了した2018シーズンまでに足掛け3年・のべ37戦が開催されました。この世界の中心とも言えるステージにおいてFTR750は、カワサキの4勝とハーレーダビッドソンXR750の2勝による計6戦を除くと、実に31レースで勝利するという驚異的なリザルトを残しています。が、来期からはおそらくその勢力図に若干の変化がありそうです。本日は競技全体の今後の方向性を左右するかもしれない、本場アメリカのプロシリーズ・AFT: アメリカンフラットトラックの最新情勢...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 青年よ"ライセンスプレート"を捨て競技場を目指せ?"ナンバープレート"こそレーシングマシンの戦う正装!
我が国で一般公道を走る自動車の前後に取り付けられる "ナンバープレート" のことを、北アメリカ大陸では "ライセンスプレート" と呼びます。それに対し、各種スポーツ・競技で個人を識別するための "ゼッケン" はドイツ由来の和製語で、モーターサイクルに付けられる(日本で言う)ゼッケンプレートのことを米語では "ナンバープレート" と呼称。そんなややこしい豆知識からはじまる本日のコラムは、ダートトラッカーらしい佇まいを醸し出すレース用ナンバープレートにまつわるお話です。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] なんで貴方は転ぶのか?経験豊富でミスらないライダーの走りからは盗み難い"よくある転倒の傾向と対策"!
"失敗は成功の母" などと古来より言われ、体育会的マッチョ思考なら "転んだ数だけ上手くなる" ようにも捉えられるダートトラックやオフロードライディング全般ですが、なぜ転倒したのか・するのか、メカニズムを正しく理解し、状況をコントロールできる小さな成功体験を積み重ねることはそれ以上に重要です。本日はダートトラックライディングにおいて、このスポーツに徐々に慣れてきたライダーに起こりがちな "ターン進入での転倒" と、それに対応する心?技?体?の様々なアイディアについてご紹介しようと思います。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 単気筒ハーレーダビッドソン!最強の名エンジンvs最弱の珍車?ビッグシングルダートトラッカー特集![後編]
1970年代中盤以降、ヤマハを中心とした日本製エンジンを搭載したダートトラッカーが徐々にUSダートトラックシーンに登場し活躍を始め、2気筒マシンでのロングトラック戦には一日の長のあるハーレーダビッドソンも、1/4マイル(400m)級のショートトラックや、ジャンプとライトハンダー(トリッキーな右ターン)を有するTT戦で上位を争うことのできる、軽量で運動性能に優れ、フラットなトルク特性の大排気量シングルエンジンマシンの導入を検討し始めることになります。というわけで本日は、"ダートオーバルで戦う単気筒ハーレーダビッドソン" を紹介する後編です。
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] AFT'16王者ブライアン・スミスがインディアンファクトリー離脱! 栄光の"ニンジャ650"で来期王座奪還を誓う!
2016年のAMAプロダートトラック選手権でカワサキ・ニンジャ650を駆り全米チャンピオンとなったブライアン・スミスは、シーズン終了直後に電撃的にインディアン・ファクトリーチームへ加入。FTR750にフル参戦初年度から1番プレートを纏わせ、2017年はシーズン4勝ランキング2位。2018年は怪我とその治療のため欠場があったにもかかわらず最終戦を含むシーズン3勝でランキング5位。ところがほんの数日前、来期2019年はインディアンファクトリーを離れ、全米王者を共に勝ち取ったクロスリー/ハワートンモータースポーツ + カワサキ650の体制で参戦することを発表しました! "マイルマスター" の異...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!]レースフォーマットをシミュレーションしながら考える"負けないためのダートトラック・レーシングTIPS"!
「レースの朝は、早い」と情熱的で大陸系な感じで書き始めようかと試みましたが、ダートトラックレースの一日のスタートは実はあまり早くありません。少なくとも競技者や観客にとっては。本日は"日本で最も刺激的なダートトラックレースシリーズ"を目指しての設立からはや6年、筆者ハヤシの主宰する競技団体・FEVHOTSの"レース形式"の解説を縦軸に、この種目ならではのレースDAYの過ごし方、併せて皆さんにお伝えしたい"負けないための"レーシングTIPSをご紹介しましょう!
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!]純ダートトラッカー的視点で語る ! "イケてるストリートトラッカー"って実は最高難度のカスタムテーマかも?
幅広ハンドルバーに剥き出しのエアクリーナー、ダウンタイプのスーパートラップマフラーにゴツめのタイヤさえ履かせれば、猫も杓子も "ストリートトラッカー" と称され、ヤンヤともてはやされた時代は今を去ることはや10数年前。"トラッカー = 勝つためのトラック(コース=サーキット)用レーシングマシン" と "ファッショナブルなストリートスタイル" の間で巧みにバランスの取れたカスタムマシンも時折目にしますが、大メーカーのデザインを持ってしてもその折り合いを付けるのは至難の業。本日は筆者ハヤシが、ダートトラックレーサーならではの目線で、"ストリートでも美しく映える (ように思う) ダートっぽい雰...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] "追い抜きは クロスが基本 最初はね !" トラック上で失敗しないためのオーバーテイクテクニック [必修初級編] !
ダートトラックレーシング、とくに "ショートトラック" と呼ばれる短距離コースでのコーナーリングは、大雑把に言うならば "マシンの横滑り率" をコントロールして車速と進行方向を定め、より速く走ることのみを目指すシンプルなもの。その実践にはトラック上の各地点でどのような走行ラインと車体姿勢を選ぶかが最も重要なポイントです。走法の理解を深め、ある程度の練習を積めば、転ばず一応周回を重ねることなど誰でもできますが、"究極的な目標" は、レースにおいて他の誰よりも先にフィニッシュラインを超えるべく、前走車を抜き・後続車に抜かれないこと。というわけで本日は、無用の怪我なくアグレッシブなライディング...
ロレンス編集部
[Flat Track Friday!!] 残念なお知らせです。"ダートトラックをグルグル走り回るだけ"では大して他のことの役には立たないのかも!?
ダートトラックライディングは楽しい。メチャクチャに愉しい。もうこれだけでいいかもしれない?横滑って走れるようになり始めた途端、そう感じる人も多いはずです。が、"少し走れるレベル"の先は、軽量な小排気量車をそれなりの速度で、淡々とあるいは嬉々として走らせ続けていれば、いつの日か他カテゴリーに活かせるほど運転技術や身体能力は高まるのでしょうか?となると毎週のように各地のトラックへ通う"ダートトラックプロパー"は、他でもかなり活躍できるってこと?本日は一流ロードレーサーとダートトラックの関係から、その相互作用を少しだけご紹介しましょう。