2018年3月に連載を始めた当コラム、本日こちらの文章までで1週たりとも穴を開けることなく、ついに?節目の400回目となりました。19年にCOVID-19禍がありレース主催を中断したり23年にプライベートトラックを手に入れたり様々な出来事がありましたが、"選択と集中" とか "緊張と緩和" とかを大切に、わりと今を楽しめている感じ。そう、もしかしたら過去イチで充実の時期かもなぁ。

活動のステージを自由選択できる今、って実はすごく豊かな時代なのかも?

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。つい数日前、都内拙宅から小一時間の距離かつ音量無制限の我がプライベートトラックで使うとある機材を運ぶため、富山県から遠路12時間の下道移動をカマしてやったんですが、道中ハンドル握りつつ本日の400本目は何を書こうかと悩みに悩んでました。言いたいことは300回目で結構バーンとハードボイルドに表明しちゃったしな・・・。

あれからさらに2年が経ち、毎週のように子供たちとプライベートトラックに行っちゃあグルグルして開拓して自炊などしてを繰り返しつつ、レース主催はお休みのまんまで "名ばかりレースプロモーター" を全力で継続中の筆者。思い返せば "自分が出たいレースがないから主催する" ということで始めたんでしたけど、今はそうねぇ、"出て欲しいライダーが世の中にあんまり足りてない" からやる気スイッチなかなか入りづらいのかも。卵が先か鶏が先かって話ではありますけど。進化論的には卵 (ピチピチの若い新人) を育てるほうがはるかに重要らしいんだぜ?目先の生化学的側面では鶏いないと卵産まない、だから鶏こそ重要!なようですけど。あくまで比喩ですけど・・・。

まぁレースが全てじゃないですし、お仲間は多いほうが楽しいでしょうけど、もうすぐ四半世紀近くこのスポーツに携わってると、私の場合はぬるめのとこまでズブズブに浸りきる時間ないんだなぁ。様々な活動のあり方が選べる現在って、実はすごく豊かな時代なんだと思います。その先の未来がどうなるかまで考えると頭痛してきますけど。バイクブーマーたちが去った後ってどうなっちゃうの?

皆それぞれに目を三角にしていた "あの頃" を思い出す出来事

私が駆け出しの頃、我が国ダートトラック界でA級を張っていた某パイセンの断捨離にこれまたつい先日立ち会ったんですが、出るわ出るわ秘蔵チューニングパーツと新品ストック部品の山!当時ギンギンのチャンピオン氏に対抗するべく恐るべき大枚を投じて育て上げられたホンダFTR250 (第一線級とはいえ当時だってすでに20年選手の旧車) のディテールを解説するパイセンの表情を見るに、嗚呼あの頃の人たちってこのくらいの温度感でギラついてたなーと痛感。よかったり悪かったりですが。

そんな当時の雰囲気、歴史とか文化としてなんとなく今に連綿と続いてないのが惜しいんだよなぁ。やっぱスーパーカントリーサイドの閉鎖空間だけで盛り上がってたってことなのか。なんなんでしょうこの断絶感。きっと埋めるのは難しいけど繋ぎ止めることくらいはなんとかならんのか。そのカスガイに当コラムとか私とか我が家のプライベートトラックが少しでも役に立つと良いんですがね。

画像: 皆それぞれに目を三角にしていた "あの頃" を思い出す出来事

あそうそう、遅くとも来春までにうちのプライベートトラック、ストレート長が1.5倍くらいになって更にオーバースピードで突っ込んで真横向いてバキーンと寝かさないと曲がりきれない超テクニカルでガチのコンペティション向けな様相に変貌を遂げる予定です。チビたちもその頃にはゴリゴリ競争できるようだといいな。つい数週間前にはアホの姉が転んだドジな弟の腹の上を走って泣かせてましたけどね。それでも起き上がって走り続けるのだからここんちの未来は明るい・・・のかもな。

ではまた次週金曜日、通算401本目の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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