2daysWヘッダー多め、移動回数少なめ?の全16戦が予定されるようです
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。例年同様に3月のフロリダ州デイトナバイクウィークからスタートする来期のAFTですが、初節のデイトナ・ショートトラックからいきなり2日続けて開催の所謂 "Wヘッダー" 。同一開催地で2戦続けるメリットは多く、チームの移動距離を減らし、会場整備に便利、そして天候不良での順延や下手すれば1戦キャンセルとなってもシリーズ全体にとってダメージが軽い、など興行的にはメリット多数のようです。
来期スケジュールの特徴は他にもいくつかあります。上図の黄タグ = 2気筒スーパーツインズ・赤タグ = 450シングルスですが、白タグ = アドベンチャートラッカーズ・・・今年試験的に開催された "アドベンチャートラッカーズ™" クラスが、シーズン後半8月に集中して4戦実施されることがそのひとつ。というか8月はヒトツキ6戦もやるんですね。タフだな・・・。
そして6/27オハイオ州ライマ・ハーフマイル、8/4サウスダコタ州スタージス・ショートトラック、8/30イリノイ州スプリングフィールド・マイルの3戦、いずれもWヘッダーの初日になるんですが、こちらは青タグがマークされ、新たなレースフォーマット "トリプルチャレンジ" 形式で行われるとのこと。平たく言ってしまうと決勝3ヒート制、ということのようですが?
決勝3ヒート制での総合順位に応じてシリーズポイントが与えられる模様
このトリプルチャレンジ、過去数年間AFTで試行されてきた、ダートトラックレーシングのトラディションから少し毛色を変えた "時間 - - 分 + 2LAPS制" ではなく、3ヒートそれぞれ10周・15周・20周で独立したスプリントレースを行い、その結果の総合順位によりチャンピオンシップポイントを獲得する、というもの。 勝つ奴が強い奴、という基本原則に則ったストロング・スタイルです。
これを450ccとスーパーツインズ両方とも回すとなると、レースオペレーション的にはヒート数が増えるので複雑化はすると思いますし、時間が押したりすると大変そうですけど、まぁ参加台数も減少傾向だし予選なしの全員決勝だったりで帳尻合うのかな (良くはない傾向) ?観る側としては台数多いヒートが多く見られるのは望ましいことだと思います。ちょっと期待できそうな気が。
伝統のライマ&スプリングフィールド戦のプロモーターは!?
ピーグラベル (豆粒大) という異名を持つクッション・ハーフマイルトラックのライマ、黒々としたタイヤ痕のブルーグルーブが目を引くスプリングフィールド・マイル。これら各々Wヘッダーの4戦を取り仕切るのは、今期までにトータル10回の栄冠を手にしたジャレッド・ミース率いるミース・プロモーション。シリーズを戦いながらでは全力注入できなかったプロモーション業に、来期からは力を入れていくようです。遠目にはなんとなくスマートに運営できてるような印象なんですよね。流石か。
一線を退いたばかりの元チャンピオン、というあたりがやはり頼りになるんじゃないかなぁ。なんとなくヨロヨロ迷走している気配のAFTへの、強力なテコ入れになることを期待しましょうか。
シーズン通してフル参戦することをやめるからって、プロライセンスも何も失うわけじゃありませんしね、ポっと出てパっと勝ってもいいんですよ。マイル戦だけ出ちゃおうかなー、とかね。来期はめっきりロングトラック少なめな印象ですけどね。Mr.マイルマスター、とか。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!