庶民の遊びじゃなくなった、だけじゃなく世代別人口が半減してるようです
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。ようやく終わった夏休み、我が家のちびっこたちは海だ山だテーマパークだとあちこち行きたがってましたが、我々の幼少期に比べて倍近くになったらしい例の夢の国の入場料金などは、なかなかどうしてシビレるものがあります。まぁオートバイで1日遊ぶにしても、その半額くらいのショバ代が必要なスポットも世の中にはあるようなので、複数人分て考えると結構アレレ・・・ですよね。
物価が上がって何処に出かけて何をするにも以前より出費が痛め?な昨今ですが、それよりなにより人口減少を気にしておかないと、この先相当まずいことになりそうな気がします。一説によると (というか国の統計だから間違いないんですけど) 18〜39歳世代と11歳以下の人口が、この数年で100万人以上減ってるらしいんです。少子高齢化とか例の病禍とか要因はあれこれ思いつきますが・・・しかもその世代ってモロにバイクブーマー以降なわけで、モーターサイクルに乗る人の割合もそもそも少ないお年頃じゃないですか?このままだと10年先とか零細化しないはずがないな・・・。恐怖。
とりあえず接点少なめの若い人たちをバンバン乗せる、から始めるしか?
この夏我が家のプライベートトラックには、のべ10人くらいの "他所の子" が来て走ったり (雨で流れたとしても) 来るつもりだったりしたはずです。どこの家庭も両親は乗る人たちじゃなかったのでトータル20〜30人?電動とか遠心クラッチとか原付エンジンのミニモトならば、自転車乗れたらとりあえず走れちゃうわけですし。家族の前でえーカッコしたいお父さんとかには450ccのDTXだっていきなり乗せちゃいますよ。帰るころにはまたやりたい、と皆が言うので、それが "2輪オーバルレースのヒト" を増やすことには直接つながらなくても、まぁ意味のあることかなぁ、とは思っています。
ウチのチビたちくらい小さい頃からオーバルを走っていた10代のセンパイたちが、つい先日もスーパーモトの選手権で優勝したり入賞したり大活躍を見せたそうなんですが、そういう親御さんが本気でアシストして家族総出で、まぁ言うなればプロ目指して?グイグイ前進する子たちはまた別として、アマチュアリズムで楽しむ、みたいなファミリー・アクティビティをもっと浸透させていかないと、広い裾野はできてこないのかもしれません。
1971年にブルース・ブラウンが撮った映画 "ON ANY SUNDAY (邦題: 栄光のライダー) " の冒頭、一般のライダーが家族単位でモンキーとかダックスとかでトコトコ走って遊んでるシーン、すごく良い雰囲気なので、未見でモグリの方は是非一度ご覧いただきたいんですが、その息子ディナが2014年に撮った "ON ANY SUNDAY: NEXT CHAPTER" なる続編は、ヘルメットに赤い牛が描いてあるプロライダーばっかり出てきてなんだかちょっと興醒め?な感じだったことを最近ふと思い出しました。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!