ぶっちぎりで勝ち続ければ安泰、というわけでもないのが厳しいところ
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。向かうところ敵なしで勝ちまくっていれば、普通ならチーム撤退なんて考えることもなさそうですが、あまりにライバル不在→プロモーション・アピールが少ない、という極端にシビアな捉え方で、いきなりファクトリーチームが、あるいはブランド丸ごと引き上げちゃったりするのが、今日のあちらのプロシリーズの厳しい現実のようです。
2000年シーズンのGNCチャンピオンを父にもつコーディ・コップは、数年来レッドブル・KTM USAのエース格として活躍し、もっとも将来を期待される若手ライダーのひとりであり、次のステップではファクトリーチームとして2気筒トップカテゴリーに鞍替えか?と目されていましたが、今期は父ジョーが長年共に戦った古巣LATUS MOTORSから、プライベーティアとして "個人的なKTM450" で参戦するようです。大資本?的なチームって、素朴でグラスルーツっぽいダートトラックレーシングとの相性がイマイチなんでしょうか。インディアンもそうだけどなんとなく長続きしないイメージ。
若干5歳くらいでヤマハPW50に乗って、初めてのハーフマイルレースを走ったコーディ (両親はチョー心配そうにパドックをウロウロ) を生で観てこゝろ射抜かれて以来のファンを自認する筆者としては、今年も活躍に期待したいです。
冬季トレーニングしまくりのトップライダーたちにもシート未定がチラホラ
SNSで一挙手一投足なにもかもを垂れ流す時流に乗って、オフシーズンのトレーニング模様を発信するライダーは多くいます。暖かいフロリダとかに移動してモトクロストレーニングとか規模の大きいローカル・レースイベントで肩慣らしとか・・・あるいはマウンテンバイキング、トレールライド、寒い地方では凍った湖でアイスライド、そしてもちろんジムでのトレーニングなどなど・・・。
ダートトラックレースシーンでは名の知れたライダー (誰でも知っていると思いたい・・・) のなかにも、未だシートの決まらない者がチラホラ見受けられます。開幕まで2ヶ月しかないんですけど。
なんとなくの印象ですが、景気のせいでしょうか今年は浪人がちょっと多くなりそうな気が・・・それでも誰かの欠員補充とかシーズン途中でのスポット参戦とか、様々な可能性は残されていますから、才能ある実力者たちには手を抜く隙はないのでしょうが、厳しい現実ですね。
ひとりでも多くの古顔が、シートを得られスターティングエリアに姿を見せるといいのですが。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!