数年寝かした手持ちの車両たち、全て重整備しないと動き出さない説・・・
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーター/もうじきプライベートトラックオーナー?のハヤシです。数回前のコラムで所謂 "マイコース" を作るために土地を買う話を掲載しましたが、多方面からわりと反響をいただきましてありがとうございました。4月1日更新の回ということでウソみたいなホントのネタ、という体だったのですが、こちら現在マジメに契約登記進行中でして、来たる5月の連休には実際の作業とかに入っていけそうな雰囲気です。はい。
前回は敢えて書かなかったのですが、こちらのマイ物件、実はとある不動産情報サイトに小さなモトクロス場が売りに出ていたのをすかさず購入したもので、現状はフープスとかテーブルトップとかダブルとかがなかなか巧みに配されたシングルトラック・・・コース全域どこででも抜きつ抜かれつの追いかけっこするのはやや難しいのかな、という印象のこじんまりとしたレイアウト、なんです。
まぁMX的には "かなり狭い" 部類に入るであろう敷地面積なんですが、ささやかなオーバルトラックならば (おそらく) 3〜4ワイドでターンに飛び込める十分な走路幅・スペースが得られそうですし、過去に我々がちょっとお手伝いした信州の山中・木を抜き原野を切り開いてMXとオーバル両方作る、というチョー過酷なプロジェクトに比すれば平らに均すこともなんとかなりそうかな?という印象でして、コレを買い逃したらきっと一生後悔しそうな感じだぞ、という天の声が聞こえましたので (If you build it, they will come...みたいな?) 、ナントカの舞台から飛び降りることにした次第です。
すでに何年も営業しておられたMX場・・・のあとを受け継いでいくわけで、我々も当初からモトクロス遊びをちょいちょい楽しみつつ、地面をいじってオーバルトラックを作り込んでいく、という同時進行が可能なのも最高なんですけど・・・COVID-19禍始まって以来ガレージに突っ込んだまま寝かせてたマシンたちの整備がとにかく大変!でも毎週乗るようだと大掛かりな整備調整って後回しとか怠りがちにもなりますからね、1台ずつ順番にメインテナンスを進めていこうと思っています。
オーバル潰したらMX場を作って欲しいなぁ、って言ったよねチャンプ様
あれは今から10年ちょっと前、栃木県モビリティリゾートもてぎ (旧ツインリンクもてぎ) の200/400mオーバルが、諸般の (オトナの) 事情により閉鎖・取り壊しと発表されたあと、それじゃあ困ると我々ダートトラッカーは "閉鎖撤回を請願する署名" というものを集めました (最終的には1万筆弱・首謀者は実は筆者ハヤシ) 。
ウェストポイント社長・福本敏夫さんのご好意で埼玉県は川越の全日本MXの会場などでもアピールさせていただいたんですが、そのとき、当時まだ現役でいらしたIA1の元チャンピオン氏が "オーバル潰すなら跡地にMX場作って欲しいなぁホンダさん" とかってわりと無神経な一言をおっしゃいまして、こちらはカッとなりまして追いかけていって決勝ヒート2直前だけど後頭部に飛び蹴りカマしてやろうかとも思ったんですが、 まぁ同じ土系スポーツといえど弱小他カテゴリーのことなんてそのくらいの意識なんだなぁ、とある意味で納得もしたり。
結果、逆にMX場を平らに均すアイディアがこちらのアタマに芽生えたのは彼の不穏当な発言のおかげかもなぁ、と今は思いますけどね。恩人?てことになるんでしょうか一応?
そんな想ひでのもてぎダートトラック、10年間臨時キャンプ場などとして更地のままで利用されてきたようですが、昨年末に開催されたホンダレーシングサンクスデイ2022では土砂をドシャっと運び込んでジャンプなど整えまして、オフロード車両たちのデモ走行の場として活用された模様 (40分あたりから) 。お知り合いからその話を聞いて、関係者の後頭部に飛び蹴りカマしたく・・・なるかと自分で自分を心配しましたけど、あの場所をコンペティションマシンがワイドオープンで?走っているってだけでちょっと感無量だなぁ。使われ方として美しいかもなぁ、と思うくらいにはオトナになった私、でした。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!