今期全18戦が予定されるAFT: アメリカンフラットトラック。デイトナ・ショートトラックWヘッダー、セノイア・ショートトラック、アリゾナ・スーパーTTの4戦が終了しましたが、USヤマハが正式に支援するエステンソン・ヤマハMT-07を駆る2人のライダーの勢いが群を抜いているようです。

暫定ランキングはヤマハの2人をチャンピオン経験者たちが追う展開に

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。夢のプライベートトラック獲得がついに現実のこととなり (前説は先週のコラム参照・進捗は後日また)、 ウハウハ浮かれ過ぎて少々チェックを怠っていましたが?2023シーズンのAFTスーパーツインズではJD・ビーチとダラス・ダニエルズの青いヤマハMT-07が幸先の良いスタートを切っています。

画像1: American Flat Track
American Flat Track

フロリダ・デイトナWヘッダーは2戦ともダニエルズ1位・ビーチ5位。インディアンFTR750を駆るチャンピオン、ジャレッド・ミースの執拗なチャージをはね除け、ボコボコに荒れたハイラインを果敢に走り切ったダニエルズのパフォーマンスは予選から光っていました。

画像2: American Flat Track
American Flat Track

続くジョージア州セノイア・ショートトラックでは優勝こそ逃すものの、王者ミースを猛追して2-3位表彰台を獲得。手堅くシリーズポイントを上積みします。

画像: BACK on TRACK
BACK on TRACK

先週開催されたアリゾナ・スーパーTTは、普段オフロードスーパートラックレースやラリークロスの行われる長大かつハイスピード、当然ジャンプもやたら大きいエキサイティングなレーストラックでの一戦でしたが、TT戦に長けたチームのエース格JD・ビーチが優勝!ダニエルズも順当に2位へ続き、3位は今期KTM DUKEに乗るブライアー・バウマン。決勝序盤をリードしたミースは4周目にマシントラブルでフロントブレーキを失い、6位に沈みました (それでも十分すごいですけど) 。

今期は (少なくとも) 3メイカー4つ巴の大乱戦が期待できそうですね!

まだまだシーズンは始まったばかり。チャンピオン争いを語るのは大いに早計ですが、これまで幾年もかけて熟成してきたエステンソン・レーシングのヤマハMT-07改、豊富な経験を持つJD・ビーチと、プロデビューから瞬く間にスター選手へと成り上がったダラス・ダニエルズのケミストリーは、間違いなく今期AFTの中心軸となっていくことでしょう。

画像3: American Flat Track
American Flat Track

2人の間でのライバル関係も要注目ですし、ミースを始めとするインディアン勢、バウマン兄弟らのKTM、ダークホース的存在?のロイヤルエンフィールド、そして他メイカー (ハーレーダビッドソンどこいった?) など、一時のFTR一辺倒から脱却した新たなシーンはなんだか見所が満載ですよ。

画像: Estenson Racing
Estenson Racing

キング・ケニーをアテンドするチームオーナーのティモシー・エステンソン氏。USヤマハだけどストロボでも黄色でもないのが逆に目新しさを感じさせます。エステンソン・レーシングとヤマハMT-07ダートトラッカーのこれまでの歩みは、日本が世界に誇るダートトラックフォトグラファー中尾省吾氏が編募するSOB MAGAZINE、ロードレーサー中須賀克行選手が表紙を飾る第22号に、チョー詳しい記事が載っています。ご興味ある方はそちらもチェックしてみてくださいね。

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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