彼女が女性レーサーの最高峰クラス初挑戦・・・ではないんですけどね
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。現在AFT: アメリカンフラットトラックシリーズで唯一の女性レーサーとして知られるシェイナですが、過去にはニコール・チェザ (のちのジャレッド・ミースの妻) やジェニファー・スナイダー (ハーレーファクトリーチームの一員としてROTAX600やXR750をライド) 、タミー・ジョー・カーク (1980年代にGNCの第一線で活躍しのちに4輪・NASCARへ転向) ら、幾人かの優れた先達が存在しました。
GNCライダーだった父ランディが引退したことで、アマチュアレース活動を本格的にスタートさせたシェイナと兄コリーは、わずか5年ほどで全米プロダートトラック選手権のサポートカテゴリーに出場するまでに急成長。2007年のプロデビュー以降、今日まで有力ライダーの1人として走り続けています。
おそらくプロモータースポーツ史上でも類を見ない、夫婦で同じファクトリーチームでのライド。これからシェイナとブライアーがどんな活躍を見せるのか、2022シーズンは目が離せませんね。
押し出されたかたち (?) の弟ブロンソンはなんと!ライバルメイカーに加入
2シーズン前、兄ブライアーに続いて鳴り物入りでインディアン・レッキングクルー入りした弟ブロンソン・バウマンは、今年はサテライトチーム待遇でFTR750を駆りましたが、兄嫁のインディアンファクトリー加入と前後して、有力チームのハーレーダビッドソンXG750Rへとスイッチすることを発表しています。泣かず飛ばずのまま活動を終了したハーレーファクトリーチームに比べ、実はなかなかの好成績を収めている感もあるレイタス・ハーレーダビッドソン。こちらの兄弟対決も面白くなりそうです。
筆者は10数年前、ブライアーが14歳でブロンソンが12歳のころ、カリフォルニアのハーフマイル・ローカルレースで走る様子を生で観たことがありますが、同世代はもちろん、当時のGNCトッププロレーサーたちにも一歩も引けを取らない堂々とした走りだったことをよく憶えています。2人ともでっかくなったなー。長年のフラットトラックレースファンたちも、きっとそんな視点で彼ら若いライダーたちを見守っているに違いありません。
ではまた金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!