20年以上続くアメリカンダートトラックライディングスクールの老舗!
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。嬉しい事に、ダートトラックライディングを学びたい!やってみたい!という声を我が国で聞く機会はぐんぐん増えていますが、では一体ビギナーがどんなことを心に留めて走り出せば良いかは、マイナーカテゴリーの宿命? 情報過多のインターネット時代の弊害? ・・・もしかしてシャイなセンパイたちのボキャ貧? そのいずれが理由にせよ予備知識としてあまり浸透していないように思います。
というわけで本日は、競技の本場アメリカで20年以上 (公式には1997年開校らしい) の長きに渡り、レーサー / 非レーサー・ビギナー / 経験者の区別なく、ライディングスキル向上を目的として広く認知される、単気筒4ストロークのミニバイク (初期はホンダXR/CRF100・2009年以降はヤマハTT-R125/230) を用いた、ダートトラックライディングスクールの元祖 "アメリカンスーパーキャンプ" の、基本的な技術面まで踏み込んだ親切この上ないプロモーションムービーをご紹介しましょう。
講釈多めの当コラムの流儀に反し? 今日は多くを語りませんので腰を据えじっくりご覧ください。4章立ての動画で分量多めですが、英語がわからなくても絵面で充分楽しんでいただけるはずです。
その1:なにより重要な成功への鍵は "正しいボディ・ポジション" 。
その2:操るマシンそれぞれの "バランスポイント" を的確に感じること。
その3:走り出して最初に心がけるべきこと・・・ "ナイス&スムーズ"!
その4:滑らかに・シームレスな連続性を意識して周回すること!
ここまでが基礎としての大前提。未だ "車輪の再発明" は必要ありません?
いかがでしたか?冒頭チラっと書いたように、ここんちの教習車がヤマハ製に切り替わったのは2009年。赤いホンダ車ばかりが登場する4つの動画は、その年式と登場人物からも多分2000年代前半に製作・公開されたものかと思われます。筆者の知る限りずーっと10年間、動画サイトで誰でも見られる状態でしたけど、よくよく熱心でなければ初めて目にする方もいらっしゃるかもしれません。
こちらの元祖から派生したアメリカ中のその他のスクールでも、我が国でビギナーや初心者を主な対象とした各スクールでも、基本的なバランス&コントロールの考え方、左手離しとか両足ノッケとかの実践等、多くのベーシックドリルはこのアメリカンスーパーキャンプからの本歌取りといって差し支えないでしょう。それほどまでに完成された、優れたカリキュラムなのは疑う余地がありません。
取り組む前から理論ガチガチというのも面白くありませんし、いささか柔軟性には欠けるかもしれませんが、逆に何も知らず手探りのまま始めるのも果てしなく遠回りなのは間違いなし。せっかくなので実践前に、知識として頭の隅にそっと置いておいても損はないはずです。取捨選択はご自由に。
進入で前輪をクイっとイン側に切る "フロントスクラブ" とかだって、昨日や今日急に始まったわけではありません。もっともっと "バイクと" 遊んで仲良くならないと、です。半ば自戒を込めて。
ではまた金曜の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!