アメリカのモーターサイクルカルチャーを、レースを縦軸として紹介したブルース・ブラウン監督の名作ドキュメンタリー映画 "栄光のライダー/On Any Sunday" は皆さんご覧になりましたか? 同作ではマート・ローウィルを中心に据え、彼が走る全米選手権の模様がふんだんにフィーチャーされています。本日は、アカデミー賞ドキュメンタリー部門にもノミネートされた同作の二の線を狙い、ほぼ日の目を見なかった佳作2点(どちらもダートトラック成分多め)をご紹介したいと思います。
スカルレザーのアルダナさん、そのルーキーイヤーを追う。
カリフォルニア出身のデイヴィッド・アルダナは、全身骸骨デザインのレザースーツで有名なライダーですが、そのデビューはBSAを駆っての全米ダートトラック選手権からでした。名作 "On Any Sunday" の前年に製作された "The Thrill Is On" は、30年以上存在を忘れられた、およそ40分の小品です。
2000年ごろのGNCレースシーンを、素朴なタッチで取り上げた珍作。
こちらは"On Any Sunday" から30年を経て、同じくカルチャーとスポーツの両面からモーターサイクルシーンに迫ってみたら、どちらもちょっと中途半端になった珍作 "Made In The USA" です。ナレーションを自ら務めるジム・ダフナーとTrident Filmsが製作した作品で、2000年ごろのダートトラックレースシーンが収められています。
次回からはいよいよライディングにまつわるあれこれの解説を始めます!
いかがでしたか? 日本ではソフト化されていない作品ばかりで恐縮です・・・。興味のある方は探してみてください。この他にもダートトラックが、(本編にはたいして絡まず)印象的な背景として使われた映画が何作か存在するようです。ドキュメンタリー作品と合わせて、機会があればまたご紹介しますね。
次週からは、ここまで皆さんに好評をいただいている "ダートトラックライディングTIPS" に立ち戻り、これから走り出そうと考えたり興味が増している方々に向けた内容でお届けする予定です。
ではまた金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!
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