ロレンス編集部
【1/100の映画評】2044年。人工知能が人間を凌駕するディストピア『オートマタ』
2044年の地球は太陽風の増加によって砂漠化し、人口は99.7%も減少し、わずか2100万人となっていた。生き残った人類は人型ロボット「オートマタ」(ピルグリム7000型)を開発し、過酷な環境下での作業や、家庭内でのさまざまな使役に利用していた。 オートマタを開発したのはハイテク企業 ROC社。オートマタには安全を期して、「生物へ危害を与えること」及び「自己および他者を改造したり修復すること」を禁止するプロトコルを変更不可能なプログラムとして与えられた。 主人公ジャック・ヴォーカン(アントニオ・バンデラス)はROC社の社員。オートマタが何らかのトラブルを起こした時に派遣される、一種の保険...