ロレンス編集部
摩訶不思議なモーターサイクル、メゴラ
ふたつのタイヤの間に動力・・・それがモーターサイクルの一般的な構造として周知されておりますが、世の中にはそうでないモデルも色々あったりします。1921年から1925年に製造されたドイツのメゴラは、そんなユニークなモーターサイクルの最右翼と呼べる存在でしょう。
52x60mmのディメンションのサイドバルブ星型5気筒エンジンを、フロントホイールに組み込むという大胆な設計が、メゴラの最大の特徴です。1気筒128ccなので、総排気量は640ccとそこそこありますが、出力は14馬力という程度でした。大したことないね、と思われるでしょうが、ポイントは「直結」なところです。
一般的なモーターサイクルは...