ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第191回「ドウムゼロ RL」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第191号は、日本の自動車会社童夢が製作した童夢の最初のルマンカー「 ドウムゼロ RL 」!(akiko koda@ロレンス編集部)
ドウムゼロ RL(1980年)
日本から本格的にル・マン24時間レースに挑戦したのが、京都に本拠を置く童夢が製作したドーム・ゼロRL。小野晶朗のデザインによるもので、フォードDFVを搭載する。ボディ・シェイプは、ミュルサンヌのストレートで最高速が記録できるように、長く細い。重量は約700kgで、この種のマシンとしてはすこぶる軽く仕上っている。ル・マンのレースでは、残念ながら2台ともリタイヤ...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第190回「ポルシェ 936 ターボ」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第190号は、ポルシェの強力なターボ・エンジンを持った「 ポルシェ 936 ターボ 」です!
デザインも個性的で、なかなかファンから人気の高いレーシングカーですよね!(akiko koda@ロレンス編集部)
ポルシェ 936 ターボ(1980年)
実際には79年はG6レースは消滅していたが、ル・マン24時間レースは消滅していたが、ル・マン24時間レースにはそのカテゴリーが含まれており、ポルシェはエセックス石油のスポンサードで2台の936ターボを送り込んだ。開発されてから、すでに3年以上の年月を経たこの936ターボだが、戦...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第189回「シェブロン B48 ハート」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第189号は、世界国際石油資本のスーパーメジャー内の一社であるシェブロンのF2カー!
「 シェブロン B48 ハート 」です! (akiko koda@ロレンス編集部)
シェブロン B48 ハート(1980年)
シェブロン社のオーナーであり設計者であったD.ベネットが78年に死亡したため、F1デザイナーのT.サウスゲートが依頼を受けてB42をウイングカーに改造したのがB48である。サイド・ウイングは独自の2枚構造になっているのが特長。ラジエーターはノーズに、オイルクーラーはリア・ウイングの下方にある。ハート・エンジン搭載...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第188回「ラルト RT2 ハート」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第188号はF1にも劣らない実力マシン「 ラルト RT2 ハート 」です!(akiko koda@ロレンス編集部)
ラルト RT2 ハート(1980年)
R.トーラナックが設計した純ワークス・マシンで、トルーマン・チームのみが使用。マシンは当初からF1なみのハイ・レベルを狙ったウイングカーで、しばしばマーチ792を圧倒した。4輪インボード・サスペンションで、ラジエーターをサイド・ウイング内に収納。リア・サブフレームもモノコック式。搭載するエンジンは、ブライアン・ハート製のハート420R。総アルミ製で軽量。パワー的にはBM...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第187回「マーチ792 BMW」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
ここからはF2カーをご紹介!第187号は「 マーチ 792 BMW 」!
この時代はF2カーでもウイングカーが大ブームです!(akiko koda@ロレンス編集部)
マーチ 792 BMW(1980年)
F2の世界にもウイングカー旋風は吹きまくり、F2のビック・メーカーであるマーチ社の79年モデル、792もグランド・エフェクト・システムを採用した。が、F1のように徹底したものではなく過渡的なモデル。ヨーロッパF2選手権シリーズは大激戦となったが、このマーチがかろうじてチャンピオンの座を獲得。エンジンはBMW・M12/7搭...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第186回「ウルフ WR9 フォード」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第186号は、「 ウルフ WR9 フォード 」!デザインはこれまでのマシンに引き続き、ハーベイ・ポスルスウェイトによるもの。(akiko koda@ロレンス編集部)
ウルフ WR9 フォード(1980年)
カナダの富豪、ウオルター・ウルフの所有するウルフ・レーシングは、H.ポストウェイトの設計したWR7を送り出した。基本的にウイングカー・セオリーに従ったが、肝心のサイド・ウイングの形状はフィッティパルディF6に似て前後長が短かい独自のタイプだった。ダウン・フォース不足に悩まされ、改良型のWR8、WR9を続々と制作したが、...
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【世界の自動車年鑑】 第185回「ティレル 009 フォード」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第185号は、イギリスのティレル(日本ではタイレル)初のグランドエフェクトカー「 ティレル 009 フォード 」!
(akiko koda@ロレンス編集部)
ティレル 009 フォード(1980年)
009はロータス79をそっくりコピーしたマシンである。あまりのそっくりぶりは大いに注目を浴びたほどだが、細部をよく見るとティレルの流儀を見つけ出すことができる。特にサスペンションのセッティングには、得意の車載エレクトロニック・システムを駆使したコンピューター解析を行うなどし、地道な開発を行ない、トップランナーではなくとも一級...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第184回「シャドウ DN9 フォード」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第184号は、「 シャドウ DN9 フォード 」!
設計はトニー・サウスゲイトで、シャドウ在籍時に製作した最後のF1マシンです。(akiko koda@ロレンス編集部)
シャドウ DN9 フォード(1980年)
78年シーズンいらいのDN9で79年シーズンに出場した。マシンは本来はノン・ウイングカーであったものを、グランド・エフェクトを考えて再設計したもので、リア・サスペンションがアウトボードであるなど、デザイン面では不徹底な部分があるが信頼性は高かった。シーズン途中に各所の改良を行ない、ドイツGPからはようやく前輪イン...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第183回「ルノーRS10 ターボ」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第183号は、「 ルノーRS10 ターボ 」!
世界選手権でターボエンジン搭載車として初優勝したのがこのF1カー。(akiko koda@ロレンス編集部)
ルノーRS10 ターボ(1980年)
フランスのルノー公団は77年中盤からグランプリに参戦し、シングル・ターボ装備のEF1・V6・1.5ℓエンジンの実戰テストを継続していた。ル・マンを制したこのエンジンはパワーと信頼性を高め、79年のモナコGPからはツイン・ターボ装備に変更、さらにシャシも流行のウイングカーに変身。そして7月のフランスGPで歴史的な勝利を握ったのだった...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第182回「メルツァリオ A4 フォード」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第182号は、「 メルツァリオ A4 フォード 」!コクピットが囲われたようなドライビングスタイルが特徴的です!(akiko koda@ロレンス編集部)
メルツァリオ A4 フォード(1980年)
イタリアのレーシング・ドライバー、アルツーロ・メルツァリオの個人チームは、不屈の闘志でグランプリ水準と資金の不足のため惨敗という結果に終わっている。イギリスGPから出場したA4は細身のモノコック・フレーム、センター燃料タンク、4輪インボード・サスペンション、4輪アウトボード・ブレーキとウイングカーのレベルに達しているが、あらゆ...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】第181回「マクラーレンM29 フォード」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第181号は、「 マクラーレンM29 フォード 」!M29Fは“M”の型番が付けられた最後のマシンです!(akiko koda@ロレンス編集部)
マクラーレンM29 フォード(1980年)
78年秋、マクラーレンはトップを切って79年用ニュー・モデル“M28”を発表した。。ロータス79をマクラーレン流に磨き上げたマシンだったが戦闘力は低く、以後改良につぐ改良を加えたが効果はなく、けっきょくイギリスGPでM29を送り出した。これはリジェJS11の影響を受けたマシンだが、やはり初期の性能は発揮できず、チームは混乱に陥ってしま...
ロレンス編集部
【世界の自動車年鑑】 第180回「ロータス80フォード」(1980年)
*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
180号は「 ロータス 80 フォード 」!様々なF1カーがロータスを手本としているため、ウイングカーの原点は“ロータス”から。と言ってもいいでしょう。(akiko koda@ロレンス編集部)
ロータス 80 フォード(1980年)
イギリスの名門、ロータスこそが現在のグランド・エフェクト=ウイングカーの生みの親である。その原型は77年タイプ78であり、78年のタイプ79で圧勝し栄光の座に着くことができた。そして79年用としてタイプ80を送り出す。79をさらに洗練し、より高性能を引き出すために前後ウイングを退化させた画期...