ロレンス編集部
【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・⑨「SUZUKI・Kawasaki」
私の第42回東京モーターサイクルショーの独自レポート【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬りシリーズの最終回はスズキとカワサキです。この2社をまとめてお送りいたします。
スズキからは「V-Strom 1000」。縦型2眼のフロントマスクが同社のスーパースポーツGSX-R 1000を感じさせ、アドベンチャークラスにもスズキの伝統的なデザインコンセプトを踏襲しています。4ストローク水冷1,036cc90°Vツインエンジンを搭載した、大きな車体をトラクションコントロールとABSで制御するスタイルは、スポーツアドベンチャーでの定番となっています。
一方、カワサキのアドベンチャーは「VER...
ロレンス編集部
【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その⑧「Honda」はやはりCRF250ラリー
HondaのブースではMotoGPマシン「RC213V」の公道仕様のレプリカ「RC213V-S」がひときわ眩しく輝いていましたが、Kawasaki H2R以上に手の届かないであろうスーパーマシンを横目に、私が真っ先に向かったのはやはり「CRF250 RALLY」の展示です。
他社とは異なる小排気量アドベンチャー「CRF250 RALLY」
ここまで第42回東京モーターサイクルショーの各メーカーブースを、スポーツアドベンチャーという偏ったカテゴリーを見てゆくことから、各社の傾向をお伝えできないかという思い切った(むしろ無謀かな w)企画でお届けしてきた私のレポート。欧州メーカーを中心にご紹...
ロレンス編集部
現代に受け継がれるクラッシックバイクメーカー・ロイヤルエンフィールドが放つカフェ「CONTINENTAL GT 535」
インドのロイヤルエンフィールド社は歴史のあるバイクメーカーです。その誕生は1891年の英国にさかのぼります。その長い歴史の中で英国のロイヤルエンフィールドは1970年に廃業に追い込まれてしまいますが、1955年に建設されたインド工場ではその後も同社のマシンが生産され続けいまに至ります。言って見れば1950年代より時が止まったかのように、当時のクラシックなスタイルのバイクを生産し続けた、奇跡のようなバイクメーカーなのです。
そんなロイヤルエンフィールドは新しいカフェレーサー「CONTINENTAL GT 535」をリリースしています。このカフェレーサーは同社が1965年にラインナップしてい...
ロレンス編集部
ツーリングバッグからボバーカスタムまでを手がける「PLOT」
日本発のカスタムハーレーのプロダクションモデルともいえるロードホッパーを開発した「ZERO ENGINEERING」を擁する「PLOT」。その卓越したデザインを産み出したのは走るアートとして世界が喝采を送るLAの「チャボエンジニアリング」木村信也氏。木村氏がデザインした「ZERO ENGINEERING」のカスタムハーレー・ロードホッパーは世界のカスタムシーンに少なくない影響を与え続けています。
その「ZERO ENGINEERING」を製造部門としている「PLOT」は世界の優れたバイクグッズを日本に紹介しているディストリビューターでもあります。
「Hepco & Becker(ヘプコ&...
ロレンス編集部
【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その⑦「YAMAHA」
その⑦からようやく国内メーカーのご紹介となりました(汗)アドベンチャーはヨーロッパを中心とした、ロングディスタンスのツーリングシーンから人気が高まってきた背景もあり、やはり欧州メーカーに較べて日本のメーカーがちょっと出遅れている感は否めないかもしれません。
第1回パリ・ダカールラリーを制したヤマハのアドベンチャー
そんな国内メーカーの中でもヤマハは、かのパリ・ダカールラリーの第1回と第2回の大会で栄えある総合優勝を飾ったこともあり、このジャンルには早くから取り組んできたメーカーです。オフロード系のアドベンチャーとして、ヤマハはテネレシリーズを長くリリースしてきましたが、同社の戦略的なモデ...
ロレンス編集部
【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その⑥「aprilia」
イタリアを代表するスポーツバイクメーカー「aprilia」
ドゥカティが不動の人気を誇るイタリアのスポーツバイクメーカーにおいて、忘れてはならないのが「アプリリア」です。ロードレースにも積極的に参戦し1990年代にはロードレース世界選手権で原田哲也と共に闘っていたことを記憶している方も多いことでしょう。私も当時イタリア出張で訪れた片田舎のガソリンスタンドで、私を日本人と気がついた店主がしきりに「ハァラ〜ダァ〜、ハァラ〜ダァ〜」って言ってくれたほど、彼の地でもアプリリア×原田哲也の活躍は有名でした。
世界スーパーバイク選手権マシンのルックスを纏う
そんなイタリアのスポーツバイクメーカーの雄...
ロレンス編集部
サスペンションの精緻な構造と鮮やかなカラーリングに機械萌え
東京モーターサイクルショーで意外と見逃せない周辺パーツメーカーのブース。サスペンションメーカーの展示にボクは機械萌えしてしまいました(笑)
問答無用の黄色いスプリング「OHLINS」
サスペンションといえばMotoGPでもシェアナンバーワンの名門「オーリンズ」でしょう。この黄色いスプリングは速さの象徴。バイクの魅力の大きな要素がメカニカルな外観だとすると、エンジンに次いで目立つメカニズムがサスペンションと言っても差し支えないのでは。いまではノーマルバイクにオーリンズが採用されているものも少なくありませんが、かつてオーリンズの黄色いサスペンションはバイク乗りの憧れのアイテムでもありました。...
ロレンス編集部
【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その⑤「Triumph Motorcycle」
トライアンフのアドベンチャー「タイガー」はBMW GSに次いでこのジャンルの人気のモデルです。800ccというミドルクラスながら、ライドバイワイヤによる電子制御が高度なトラクションコントロールとABSをコントロールし、あらゆる走行環境に対応するハイテクライディングがライダーをサポートします。この睨みつけるようなフロントマスクもタイガーの大きな魅力のひとつと言えるでしょう。
大排気量で大型化してゆくアドベンチャータイプの中で、800ccというミドルクラスをチョイスしたトライアンフ・タイガーの成功は、本国イギリスではなんとシェア50%にも昇るそのセールス実績で証明されています。搭載されている...
ロレンス編集部
カスタムテイストが漂う「DUCATI SCRAMBLER」
ドゥカティからはやはり話題のスクランブラーでしょう。実車は想像以上にコンパクトで装飾性を排したシンプルな構成がかえって新鮮です。今年のモーターサイクルショーは世界的なカスタムブームの流れを受けているのか、メーカーカスタムの提案も多く見受けられましたが、マシンのみではなくバイクを含めたライフスタイルも合わせて提案したいという、このスクランブラーもドゥカティによるカスタムシーンへのひとつの回答なのではないでしょうか。
ハンドル周りはメーター1つのみというこれ以上はないほどのシンプルさです。
1970年代のダートトラックレーサーを思わせるティアドロップ型のタンクから、短く切り詰められたシートと...
ロレンス編集部
ヘルメットはより軽く、そして変身する
東京モーターサイクルショーは各社の最新バイクを見るのも楽しみですが、様々な周辺メーカーの出店も見逃せません。そんな中からバイクに乗る時にはかかせないヘルメットの展示をご紹介します。
まずはバイク用のフルフェイスヘルメットを世界で初めて発売した「BELL」(間違ってたらごめんなさい)のラインナップ。ネイキッドの80年代スーパーバイクのイメージならBELLで間違いないです。
アクティブの小山さんにお聞きしたところ、一番人気はカーボン製のモデルだそうです。やはりずっと頭にのっかっているものなので軽いにこしたことはありませんね。
RS TAICHIブースの「HJC」ホルヘ・ロレンスモデル。
「K...
ロレンス編集部
【メーカーブースより】スポーツアドベンチャー斬り・その④「KTM JAPAN」
オーストリアの名門・KTMブースに鎮座していたのは「KTM 1290 SUPER ADVENTURE」。まず、ひときわ巨大な車体に圧倒されます。KTMはヨーロッパのオフロードバイクメーカーとして最高峰のひとつで、モトクロスやエンデューロの世界選手権はもちろん、近年は南米のダカールラリーで14連勝中というアドベンチャーレースでは不動の王者となっています。
そんなKTMはBMWと並び早くからアドベンチャーモデルをラインナップしていましたが、MotoGPへの参戦やDUKEというユニークなオンロードバイクで独自の路線を歩んできました。古いバイク乗りの私としてはやはりエッジの効いた、エンデューロバ...