AFT: アメリカンフラットトラック第9戦開催の1週間前にようやく組み上がった見た目オールニューのホンダ・トランザルプ。新シャーシに合わせてタンクとシートがトラディショナルな外観に変わり、カラーリングも変更されたようです。こちらのビッグレッド・スーパーツインズチーム、いつだって仕立上りがギリギリになることで有名?なんですが、待望の新パッケージは思惑通りに機能し、見事予選トップタイム!決勝4位でフィニッシュしたそうです。"IS HONDA BACK?"

ホンダ製2気筒エンジンがトップタイムを叩くのはなんと27年ぶりとのこと

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。昨年スタートした "ホンダ・トリコロール復権への物語" はこちらの過去記事をご参照いただくことにしまして・・・

今回のマシン・アップグレードでは、ハワートン由来のツインスパーフレームを排し、よりオールドスクールなルックスのJ&M製ダブルクレードルフレームを採用。シートカウル形状もより一般的なものに変更 (ただしシート部分がやや長め) 。サスペンションも全く新しいセットアップでアッセンブルし、レース前日に初のテスト走行。手応え極めて良好とのことで、練習走行1→練習走行2→予備予選1→予備予選2→予選→トロフィーダッシュ→決勝と全7回の走行機会があるなか、タイム計測で順位の決まる予備予選2でトップタイムをマーク。参加15台中の首位に立ったのはこのセッションだけですが、8分 + 2周の決勝レース (トップ周回数27周) では首位から3.36秒遅れの4位でフィニッシュしています。

画像: ホンダ製2気筒エンジンがトップタイムを叩くのはなんと27年ぶりとのこと

見た目の奇抜さは失われましたが熟成進んでリニューアル大成功!ってところですかね。カラーリングは我々日本人的には前の方が親しみがあったかも?

トップ集団で争う戦闘力を得るまで、実はあとほんのちょっとまで来てる?

23歳の若いライダーであるトレント・ロウがライディングするこのトランザルプ、チームの技術力・クルーの顔ぶれも実力者揃いですし、ハーレーダビッドソン、ヤマハ、KTMが混戦を繰り広げるAFTツインズで、いよいよ存在感を高めていきそうです。今期中にポディウムの真ん中・・・見られるといいですよね!ホンダRS750D・ハーレーダビッドソンXR750・インディアンFTR750といったレース専用エンジン車がルール改定で姿を消し、群雄割拠の戦国時代、あるいは絶対的ヒーロー不在の時代に突入したスーパーツインズクラス。この先も毎戦目が離せない展開が続きそうです。

画像: トップ集団で争う戦闘力を得るまで、実はあとほんのちょっとまで来てる?

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.