トップ争いに絡んで良い位置を走っているイメージが強いライダーでした
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。ルール上最も若い16歳でプロデビューしたかと思ったら、初めてのシーズンから450cc単気筒と650ccツインの2足の草鞋で活躍し (その頃は改造範囲を狭め出力を若干抑えたツインのサポートクラスが存在) 、翌年にはシングルス3勝を上げ年間ランキング2位。5年目にしてプレミア2気筒クラスに昇格したかと思ったらインディアンFTR750、カワサキ650、KTMと各社マシンどれに乗せてもピカリと光る走りを見せ、ここ数年はヤマハMT-07改に定着し、ジャレッドやらブライアーやらとのトップ争いにも絡んでくる実力派として存在感を発揮していたブランドンですが、25歳で引退か・・・。

インテリジェンスを感じさせる落ち着いたライディングフォームといい、オールドスクールなレザースのデザイン (まぁ老舗チーム所属だったから、と言えばそれまでですが) といい、近年のAFTでは数少ない?年季の入ったシブめのパフォーマンスで、注目していたライダーだったんですが。

10歳からギンギンに速くて "すでに人生の半分以上がレースキャリア" の彼、これからどんな生き方をしていくのか、まるで他人事ながら気になっちゃいます。乗ればまだまだ速く走れる、けどアタマの後遺症が・・・っておそらく非常に悔しい、難しい選択だったのだろうと想像します。健闘を祈りたい!
後釜におさまるもっともっと若いライダーはナンバー字体がゴイゴイスー?
キャリアに幕を降ろす25歳のブランドン・プライスの後任として、OTBレーシングのヤマハMT-07のシートを託されるのは、23歳のデクラン・ベンダー。2023年の450ccルーキーオブザイヤーで、昨年はプレミアクラスのランキング9位?記憶がおぼろげですが、確かあの世界一強力な電動モトクロッサー、STARK VARGをDTX化したマシンでローカルレースに出たこともある (=おそらく世界一番乗り?) はずです。

彼のパーソナルナンバーはこれまで70で、おそらくそのまま次のレースから出てくるものと思われますが、何そのすごい字体。逆に目を引くのは確かですがちょっと脱力系だなぁ。速いライダーなのは間違い無いんですが。というわけでこちらの動向もこれから要注目でお願いいたします。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!