かつて80年代に盛んにテレビ放映されていたAMAプロダートトラック選手権、"キャメルプロ" 時代の映像では (日本でもVHS版が販売されていて今でも時折中古で見かけます) 、決勝25周のスタート直前にタバコをうまそうに燻らすライダーたちの姿が印象的でした。当時はパっと乗ってパっと速い、みたいなのが一般的で、レース前夜もビールがばがばチーズバーガーもりもりの選手ばっかりだったとか。しかしいつからかトップライダーたちは他カテゴリーのアスリートよろしく様々なトレーニングに取り組んで、ライバルとの身体的アドバンテージを築くようになっていったのでした。

週300km目標で自転車漕ぐのが最近のAFT勢のトレンドかな?ですって!

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。心拍数を高め、心肺機能を強化してラスト5周で何人相手でも仕掛けて競り勝てるカラダを作るため、最も広くライダーたちが取り入れているトレーニングは、ロードバイク&マウンテンバイクいずれか、あるいは両方のかなりシリアスなサイクリングです。シェイナ・テクスターの兄ちゃんコリーに聞いたところ、目安として週に300kmくらいは漕ぎたいよね!と職業ライダーならではのお答え。レースのパドックにロードバイクとローラー (スタンドをかけた静止状態で漕ぐための台) を持ち込んで、出走直前に心拍高める手法も最早一般的だとか。なんだかGPみたいですね?

画像1: 週300km目標で自転車漕ぐのが最近のAFT勢のトレンドかな?ですって!

乗るための筋肉は乗らなきゃ得られない、という考え方でモトクロス (コンディションの整ったオーバル主体で日常的に練習することは本場のあちらでも難しい) に取り組むライダーも多いんですが、コースが自宅の裏庭レベルで近けりゃいいですけどね、出かけて用意して乗って片付けて帰って、で半日仕事になっちゃうと、やや時間的な問題がでてきます。筆者も若かりしシングルライフ期は平日ちょっとだけモトクロス、とかやってみたことありますが、今はちょっと無理だなー。子連れ300kmサイクリングもハードル高いし、親子で行くなら近所のBMXコースとかかなぁ、と考え中です。

画像2: 週300km目標で自転車漕ぐのが最近のAFT勢のトレンドかな?ですって!

毛色の変わったところでは、削りアロイホイールで名を成しつつあるロウリーレーシング社のジェフリー・ロウリー (AFT現役ライダーです) は、地域のフルマラソン・さらに160キロのウルトラマラソン (!) で入賞するレベルのランナーです。他にも二足の草鞋的にアメリカンフットボールもやっていた若いライダー、名前は失念しちゃいましたが最終的には大学にそちらカテゴリーの奨学金を得て進学するほど力を入れていました。身体機能は高過ぎて悪いことなんかひとつもない、ということですね。

淡々と厳しいサーキットトレーニング、という王道を行く王者ミース様。

自宅ガレージに各種トレーニング機器を揃え、相当バリバリ日々鍛えているので有名なのは王者ジャレッド・ミースです。というかサイクリングもモトクロスも全部やってるようですけどね。自身が発信する情報だけから判断するとさすがチャンピオン?彼ほど全方位的にカラダを虐めて鍛え上げているライダーは、いないこともありませんがまだまだ目標として追われる存在って感じでしょうか。

画像1: 淡々と厳しいサーキットトレーニング、という王道を行く王者ミース様。

かなりハードなコアトレーニングとかやってる様子もしばしば見るし・・・身長ちっちゃいですが隅々までムッキムキだもんなぁ。こうして見るとまだまだ彼の黄金期は何年も続きそうですよね。

画像2: 淡々と厳しいサーキットトレーニング、という王道を行く王者ミース様。

かく言う私、実は月に数回ですが世界レベルのアスリート様に師事してアクロバット系トレーニングに勤しんでいます。寄る年波?というのか自重のせいか?毎回全身ボロボロのサポーターまみれですけどね。通ってる日以外にも公園とか家の中とか、なんならそこらを歩きながらでもなにかトライできるので (スケートボード的感覚?) 、体幹バキバキ?だいぶカラダのキレが良くなってきました。子供たちの前で以前より巧く450cc乗りたいですしね。引き続きケガしない程度に頑張りまーす。

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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