かれこれ2年近く前に内金入れてオーダーした未来の乗り物・80馬力の舶来品電動モトクロッサー、今年の前半にはいよいよ順番回ってきそうでメイカーからお声がかかり次第残金払い、自分で輸送方法の段取りつけて船便で送っていただきいよいよ納車の儀・・・という筋書きだったのですが、去年ちょっと大きな買い物しちゃったし、自分の新車買うのは二の次にしようかな、と日和ってます。

皆さま新年あけましておめでとうございます!

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。親愛なる読者の皆さまにおかれては、本年もお時間あればご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

さて、昨年春先に幸運にも素敵にちっちゃなプライベートトラック候補地を手に入れ、凸凹のMX場だったのがあっという間に平らになって、石拾って整地してズンズンと "フラットダート化" を進めてるんですが、今はそちらに予算と熱量をALL INするのが最優先かなぁ、と考えているところです。

画像: 本文とは関係ないですが、小学生になったらもう少し速いやつに乗りたいそうです・・・あ、そう?

本文とは関係ないですが、小学生になったらもう少し速いやつに乗りたいそうです・・・あ、そう?

電動モトクロッサーを予約した当初は、まさか自分が (営業目的ではありませんが) トラック所有者となって、重機を駆って思うがままに地面を弄り、かねてよりの理想にわりと近い形で活動の場を作っていけるとは思いもしませんでした。他所に走りに行くのなら、限りなく無音に近い電動車が大きな可能性を持っているのは確かなんですが、"うちの庭" が自宅から小一時間の好立地、たとえ直管数台でアホほど爆音立てても1ミリも周囲に迷惑かからない、ということになりますとねぇ・・・。

伝聞情報だと、まだちょっとお値段以上の価値が見出せない感じ・・・?

実際のところ現車を見ることができていない (まだ国内には1台も入って来てないようです) のにインターネッツづての情報から判断を下すのもかなり下世話な話ですが、輸送コストなどもろもろを合算すると200万円に迫る?相当にお高いスポーツ用品としては、個人的にはやや期待外れの部分がありそうです。乗り手が直に触れる手元足先部位のデザインが既成のICE車と比べて明らかに剛性不足だとか・・・走らせる現場での再充電に恐ろしく高出力のジェネレーターが必要だとか・・・。

画像: アウチ!

アウチ!

嘘か真か、車体の骨格部分がボコっと破断してる画像なんかも時折流れてきたりして。ホントだとしても数千・数万台のうちの1事例なら、その使い方にもよるのでしょうし、実車に触れるチャンスもないまま一刀両断に低評価、はフェアではないかもしれませんけど、国内にディーラーシップがないとこういう場面でかなりフォローアップが厳しいことにはなるかもしれませんね。困るだろうなぁ。

コラムニストのネタ的には買って人柱、というのもおそらくアリなんですけども、ソレの数台分くらい突っ込んでちっちゃなレーストラック作ってる最中だからなぁ。70馬力の本場プロ仕様505ccとかもうちのガレージに持ってるわけだし・・・ほぼ直管でバカみたいに五月蝿い、他ではそうそう走らせられない特殊なやつですけど。地の利を最大限に活かすなら今じゃなくても良いのかも。

ICE車と張り合うより、電動同士で比較検討できるようになるまで待つ、か

昨年はホンダが初めて、全日本MXに電動モトクロッサーのプロトタイプを正式出走させたり (凄腕の乗り手の活躍もあって相当の速さは見せたものの勝利も完走もならず) 電動オフロードレーサーは未だ黎明期にあるといっても良いでしょう。少なくとも複数メイカー・2機種以上で対等に比較検討できるようになってから、購入を考えるのでも良いかなぁ、という方向に思い切り傾きつつある筆者。

画像: 勝負は時の運、とはいえ鳴り物入りでのデビュー戦にてまさかの完走できずはホロニガの極み・・・

勝負は時の運、とはいえ鳴り物入りでのデビュー戦にてまさかの完走できずはホロニガの極み・・・

ここまで各カテゴリーでのレーシングアクシデント・・・音が聞こえなくて気配を察知できずICE車と電動車が激しく接触!とか、スタート直前になるまでレギュレーションの解釈・出走可否でモメた挙げ句、電動車のライダーが出走できずとか、を様々耳にするなかで、音を立てて (いや無音で、かな?) 時代が電動化を迎えるのはもう少し先になるのかもしれません。特にコンサバティブでプリミティブなスポーツカテゴリーは特に。というか自分の周りに450cc級のマシンがウジャウジャ走ってればもしかして張り合う気にもなるかもですけど・・・

画像: ICE車と張り合うより、電動同士で比較検討できるようになるまで待つ、か

そんなことより新年、牧場主としての筆者の目下のミッションは、高性能撒水車を春までに作り上げること、となりそうです。年末に製作を進めていた200kgの鋼鉄製・地均しトンボはめちゃくちゃ良い仕事してます。というわけで乗り物よりまずは競う場を整えるのが最優先。他所様に無理をお願いして開催させていただくよりよっぽど理想的な形への近道な気がしてるんですよね。暖かくなるまでになんとか下地を作らなきゃ。

ということでとりとめもなく (いや件の電動車・購入キャンセルの布石なのかな?) 始まりましたが、引き続き当コラムとのお付き合いよろしくお願いいたします。
本年も毎週金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!

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