今また熱く注目されてますが、総生産数3,000台ほどとは知りませんでした
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。1970年代に青春時代を過ごした本場アメリカのダートトラック愛好家たちにとって、当時レースシーンの中心だったブルタコ・アストロはどうしたって特別な存在のようです。
10年ほど前に誰かの思いつきで始まった "ブルタコ・アストロカップ" は今や大盛況。程度の良い当時ものの車両を血眼で探す当時の若者多数、あらたにフレームやらエンジンパーツやら、50年前のマシンでガチのレースを楽しむために必要な諸々の製作を企画する方が幾人も現れたり・・・ですけどその実、1972〜78年の間に 250cc / 360cc 合わせてトータル3,000台くらい "しか" 作られてなかったようなんですねぇ。多いような少ないような・・・。
我が国でマス・プロダクションされたダートトラックスタイルのモーターサイクルといえば、1980年代のホンダFTR250が最初に思いつきますが、発売当時のプレスリリースで10,000台生産予定と言っていてそのうち何割が実際にダートオーバルの土を踏んだのか、全然人気出なくてオーストラリアあたりにダートトレーニング用としてかなりの台数が海を渡った、などという昔話から考えると・・・、純粋なコンペマシン3,000台ってやはり相当なボリュームなのかも。
我が国でなら、現代なら、などと想像すれど、やはり唯一無二の存在かも?
自分が軸足を置くトラック (小さなバックヤードトラックですけど) が徐々に形になってきて・・・そのネタはまた今度披露しますよ・・・ココでどんなマシンが走り回ると絵になるかなぁ、なんてイメージすることも増えてきたんですが、多くの人の記憶に残る共通のマシンってなかなか難しいですよね。オークションや中古車情報を眺めてみてもため息でちゃいます。タマなし高騰って・・・。手の届く価格の中古450cc、新車の半額以下のヒャクなんて10年ちょっと前ならゴロゴロあったのに。
様々なステージと目的にすべて合致するマシン選択って難しいですが、ヴィンテージマシンの所有感、当時もののノスタルジー、現代のツルシの450ccに肉薄する高出力 (パワーウェイトレシオだとかなりいい線いくんです) 、そして空冷2ストロークのシンプルな構造。独特のファクトリーカラーも目を引きますし (というか他のカラーリングを見つける方が難しい) 、なにからなにまで唯一無二の存在なのかもしれませんねブルタコアストロ。はぁぁ羨望。ウチはマイナーフレームビルダーのクロモリフレームにイタリアン2ストロークで我慢するか・・・それってだいぶ珍種ですけど???
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!