よくぞ思いついた?いや思い出した、かもしれない・・・
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。本日ご紹介するプロジェクトはカナダ南西部ブリティッシュ・コロンビア州のパンサーフレームが製作した2気筒マシン。ちょいと30年ほど前のホンダ製の水冷狭角Vツイン・・・おそらくNT650GT?という名で北米で販売されていたアップライトなカフェレーサー的ネイキッド、日本名ブロス650 (プロダクト・1) のエンジンの中身をほんのちょっとイジイジして700ccくらいになっているとか。
ROTAXやヤマハTT500 (SR系) など大柄な単気筒シングルエンジン用フレームを数多く手掛けるこちらのビルダー氏、製作過程をバンバン公開していく度量の広い (余裕のある?) 御仁でもあります。
カタチの独創性とかを追求するタイプではなく、あくまで花より実を取る職人的手法、というのでしょうか?今回の作例では定番スタイルのひとつであるストーツ製XR750タイプのアルミタンクとそれにマッチするテールセクションを選択しているようです。"こんなので丁度良い" が着実に組み上がっていく安定感があります。結局皆同じようなカタチ、と言われると、まぁそうなんですけどね。
走ってるところが早く見たい!
車体両側に張り出すフラットスライド式キャブレター2基の先に、どんなエアクリーナーが付くのかがちょっとイメージしづらいですが、これで8割方は仕上がった感じ、でしょうか。左右のフットペグの位置関係とか、車体に対するシート高さとか、見るべきところ多数。しっかり考えられてる!
カナダ南部地域は特にアメリカ中西部のレースコミュニティと交流が深く、また国内独自のレースシリーズもまずまず人気があったりで、筆者的には以前から注目しているレースシーンです。これからの季節はスパイクタイヤを装着してのアイスレースも盛んになりますし!このホンダ製エンジンを積んだ2気筒マシンが実際走る様子も大変気になりますね。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!