各所に小さな綻びがあって総合的に見ると及第点にちょっとも達せず・・・
WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。乗って走り出した途端、相性の良さをビンビン感じるというか、どこまでも攻め込んでいけるような冷静な高揚感というか・・・ニュアンスとフィーリングの世界で今っぽく表現すると "バイブス上がる〜♪" とか言うんですかね・・・そういう瞬間ってまあまあ時々?あるものなんですが、今回乗ってみたマシンは全然、ちっとも、1mmもピンときませんでした。いつまででも乗っていたいの真逆、5周でごちそうさまでした、みたいな。1周10秒足らずなのでほんの1分我慢できなかった私。
乗車ポジション・エンジンフィール・路面とタイヤのマッチング・各所コントロール部の適切な調整・・・マシンを自分好みに変える、もといこのスポーツへの最適化が必要な箇所ってかなりあちこち多岐に渡ってあるものなのですが、今回はそれらがすべて今ひとつ、ちょっとずつ惜しい残念な感じで・・・結果トータルバランスはもちろん相当ちぐはぐで印象かなり酷い・・・それでももちろん転ばず騙し騙し乗ることは大して難しくないんですが、乗り続けたいとは思えないというか。コレ多分、ダートトラックを深堀り→理解してはいないヒトがふと思いついちゃった代物なのかしら。
ドンピシャでセットアップが決まってるから素晴らしいパフォーマンスが発揮できるわけで、ダメバイクにいくら乗り込んでも人間力だけで勝負するのは難しいし (ソレは漫画の世界観) 、まして乗車時間に応じていきなりレベル上がったりしないと思うんですよねぇ。開発・・・と聞くとややハードルがあがってしまうけど、すべてを整えるのもテクニックと経験のうち、ということかも?
最終的には "誰もが乗って競りたいマシン" になってもらわないと、かな。
ここまでハッキリと出来の悪いマシンが筆者の身近にやってきたのはおそらく相当久々。各所整えたらきっともっと良くなるという予感は明確にあるので、ココがダメそこもダメと現状で紹介するのは控えておきます。第1段階としてはちゃんと走るように、その次のフェイズはちゃんと競争できるように?表裏一体ではありますけどね。なんとか乗れるレベルじゃ楽しく激しく競争できないですし。
時間は有限だしリソースも限られてるのになに始めちゃってるんでしょう私。
忙しいなぁ。
ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!